今は、新型コロナが少し落ち着いているから…とか、
医療現場で働いていない者が言っていても、

病院には、新型コロナに限らず、
常に患者さんが居る訳で…。
慢性疾患、急性疾患…季節によって、
ピークみたいなものもあるようだから、

医療現場で働いている人にとって、
あー落ち着いているーなんて思う事は、
無いに等しいのでは。

そんな、通常業務の時ですら忙しいだろうに、
急患が何件もあったりすれば、目の回るような忙しさの中で、命と向き合う事になるのだから、
一体精神的にどうなのだろう…と考えてしまう。

そこに、新型コロナが重なれば、もう、めちゃくちゃな事になるだろうと思う。

自分が感染するかもしれない事への
不安感

感染源になってはならないという
緊張感

どうしようもない状況によって救えなかった命に対する罪悪感、無力感…

もっと色々な事があるのだと思うし、
きっと想像以上に大変だと思う。
“大変”という言葉で片付けられるものではないとも。

この時期でも感染が増えているのに、
秋冬はどうなるのか…。

医療現場は、ずっと過酷な状況から逃れられないと思う。

気構えをしていたとしても、
急に新型コロナ患者の為のベッド数の確保を…などと言われても、
実際厳しいのではないかと思うし、

医療崩壊なんて事になったら、
医療が受けられなくなって、助かるものも助からなくなる。

自粛要請が解除されたからと、
前と同じ気持ちで、前のようにしていられない。
もう、前と同じとはいかなくなったと思う。

過剰に自粛すれば、経済が回らない。
もう、保障のない休業要請など、
どこも受け入れられない。

それでも、現に感染は広がっている。

何をしても何かしら言われるのなら、
もういっそ悪役に徹して、集中的な鎮火に目を向ければ良かったのに、と思う。

長期的に怯えて過ごすよりも、
短期的に我慢して、最小限に留めることが出来なかったのか。

何がしたいのかなと思う。

医療現場は、私達が思っているより、
ずっとずっと、
もっともっと、
かなり大変だと思う。

自分が感染したら、責任を感じてしまうと思う…院内感染は避けたいし。

でも、過酷な状況で働いているのだから、疲れなどから免疫も落ちているだろうし、私達よりも感染しやすいと思う。

私は、看護助手をしていた時に、
所属病棟で1番始めにインフルエンザにかかってしまった事があり、
非常にばつが悪かった。

何より、患者さんにうつしてしまったのではないかと心配だった。

新型コロナのワクチンや薬が出来れば、
今ほどの事にはならなくなるだろうけど、
今はやっぱり、これまでとは違う事を認識して、各々が感染予防に努めなければならない時だと思う。



医療従事者の皆様、ありがとうございます。