【アドラー心理学】アルフレッド・アドラーのホロスコープ | 関西西宮で自宅占いサロン『COCO』 横山蓮花のブログ

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いつもありがとうございます。
横山蓮花です。

今日はアルフレッド・アドラーのホロスコープについてよんでみたいと思います。

アドラーといえば日本では「嫌われる勇気」がベストセラーになりました。


アドラー心理学を実践する人をアドレリアンというようですが、私もそういう意味ではアドレリアンです照れ

アドラー心理学は、野田先生の「アドラー心理学トーキングセミナー」という本で出会いました。

今Amazonでは中古しかないですが、何度も読み返してる、すごく面白い本です。

アドラー心理学 トーキングセミナー 性格はいつでも変えられる」

個人的には大ヒット作「嫌われる勇気」より読みやすいとおもいます。
おすすめ^_^


そのアドラーのホロスコープ。
今朝、友人とアドラーの共同体感覚について、やり取りしているうち、アドラーのホロスコープが見てみたいな♪と思いました。


1870年2月7日、生時は不明ですので、ハウスはなし。月は仮の昼間12時になっていますので、前後6度ほど違っている可能性があります。





①水瓶座18度の太陽。

水瓶座には、水星、火星もあります。
かなり水瓶要素が強い人ですね。

水瓶座は、山羊座の次のサイン(星座)であり
、山羊座が表す既成概念や社会のルールから飛び出して、自由に個性的に生きようとするサインです。

このホロスコープを見た瞬間、私が何故アドラーに惹かれるのか納得できました。
私の太陽、木星、水星は水瓶座なので、彼の伝えたことは、私にとって親和性があるのは当然です。



特に、彼の心理学の中でも、課題の分離(思考を自分のコントロール内のこととコントロール外のことに分け、コントロール外のことは自分の課題ではないとする考え方)や共同体感覚については、水瓶座が考えそうなことだなぁと前々から感じていました。




②太陽には90度の角度で、牡牛座の冥王星があります。
牡牛座にも天体がてんこ盛りで、冥王星以外にも、月、木星があります。


アドラーは初め、フロイトと共同研究をしていたようですが、袂を分かち、独自の心理学を打ち立てました。
そのフロイトですが、太陽牡牛座なんです!
このことを知った時、興奮しました。
フロイトとアドラーの関係性がそこから読めるからです。



月が牡牛座にあるアドラーは、初めはフロイトに強く惹かれたのではないかと推測できます。

月のある場所は、強い欠乏感があり、そのせいで、無意識のうちに求めてしまいます。

アドラーの牡牛座の月は、物質的な成功が欲しいとか、贅沢したい、五感を喜ばせたいという欲望を表します。
でも、その渇望が満たされることはありません。
物質的な成功も、贅沢も、美味しいものを味わうなどの喜びも、本当の意味で得られることはありません。

また、欠乏感が月の作用ですので、月の場所に太陽などの天体を持つ人と一緒にいると、満たされた感じがします。

たとえば、恋愛の相性を見る時、自分の月と相手の太陽が同じところにあると相性は良い、などと見ます。

ただ、アドラーの水瓶座(太陽、水星、火星)と牡牛座(月、木星、冥王星)は、90度スクエアで、これは扱いが難しい角度です。
アドラーの太陽と月は、少し誤差が大きいですが、ほかの天体の塊とした上で、単純化するためにも、スクエアと見ていいと思います。

水瓶座は知性の風属性であり、先程書いたように、社会のルールを変えていく自由なサイン。

牡牛座は、現実感覚が優れた、世俗的な喜びを良しとするサインです。

太陽は、公の自分や顕在意識です。
なりたい自分といってもいいです。

月は感情や無意識、欠乏感があるゆえに欲しくて仕方がないもの。

ホロスコープ上の天体のうち、最も大きな影響を持っている天体二つが、スクエアということは、顕在意識と潜在意識がバラバラ。

感じていることと、口に出すことが、違うとも言えます。
たぶん、本人も何故自分はこうなんだろう?と苦しむはずの角度です。



ですが、こういった葛藤こそ、アドラーを心理学へと向かわせたのだと確信します。


葛藤がないなら、心のことに興味も出てこないはずですから。
うまくいかないからこそ、どうすればいいのか?と考えるのですね。

月の渇望がアドラーを初めフロイトに向かわせ、そして、月と太陽の90度スクエアが、彼に月の決して得られることのない渇望に気づかせ、そして太陽で生きること(彼独自の心理学)へと導いた。

フロイトとの決別は上のような事だったのではないかと推測します。



③太陽と冥王星のスクエア
この角度は、挫折を感じることが多いと言われます。

冥王星は、本人も気づかない根底の意思を表していて、アドラーのように太陽にハードに角度を取っていると、本人が根底の意思とずれた道を歩んでいた場合、強制的に本来進むべき道へと引き戻します。

冥王星の強制的な引き戻しにあう時は、太陽からすると、今まで向かっていた道が断たれるわけですから、主観的には挫折の経験となります。


アドラーの心理学は、劣等感の心理学とも呼ばれます。

この太陽冥王星スクエアは、アドラーに劣等感を意識させてくれました。

私は、アドラーの劣等感についての考え方が大好きです。

劣等感とは、他者と自分を比べて、自分の方が足りてないと感じる時の感情です。
この感情は、ネガティブなものではなく、劣等感があるからこそ、足りてないものを努力によって身につけようとする。
劣等感は成長するための向上心にほかなりません。

劣等感、万歳ですラブ



次はトランジットを見ていきましょう。


アドラーがフロイトと共同研究者となった年、1902年のホロスコープを作りました。(日付はわからなかったので、個人天体はプログレスで出しています。)

ばっちり、その出会いがどんなものであったか、アドラーのホロスコープに示されていましたラブ



①出生(内側の円)の太陽にトランジット(外側の円)木星が合しています。

木星は幸運を太陽にもたらします。
また、支援者という意味もあります。
フロイトとの出会いは、アドラーにとって大きな幸運だったと言えるでしょう。


②出生の太陽にトランジット冥王星が120度トライン。
出生の太陽に出生の冥王星が90度のスクエアであるというのは上で書きましたが、冥王星が太陽に120度だと、冥王星のポジティブ面での影響がでます。

冥王星は権力者という意味もありますので、その世界での権威者との出会い、とも読めます。

また、冥王星の無尽蔵のエネルギーが太陽にもたらされますので、健康でやる気に溢れ、少々のことではへこたれない強い精神力が与えられます。

③出生の月にトランジットのドラゴンテイル が合。
ドラゴンヘッドーテイルのノード軸は、様々な解釈がありますが、その一つに重要なターニングポイントをもたらす人との出会いを表します。
そのノード軸が欠如間の月に合しているので、月の欠乏感を満たす出会いだった、とも読めます。



すごく面白いなと思う事に、アドラーはフロイトの弟子と呼ばれる事を嫌がり、弟子ではなく共同研究者だと言っていたそうです。

実は水瓶座は師弟関係や上司部下などの縦の上下がほんとに嫌いです。

かくいう私も、師弟関係においては、全く上手く行かず、師匠に嫌われて破門になったことがあります。
組織などでは必ず縦の関係性がありますが、そういう関係性に反発したり、意味が理解できなかったりします。
当時の師匠には申し訳ないことをしましたが、師匠が求める上下関係を、私という人間は理解できないので、仕方がないことだったと思います。

ホロスコープを見ると、そのフロイトとの関係性は、始まりにおいては、フロイトの方が上位権威者だったのではないかとおもいます。


なので、時間が経って、アドラー自身が自立して行く過程で、フロイトとの上下関係と、主義の違い(太陽同士が、かなり、タイトなスクエアになるので、どうしてもぶつかってしまう)に耐えきれなくなり、袂を別つ結果へと向かったではないでしょうか。

アドラーは縦の人間関係を否定して、上下のない横の人間関係を築いていくことが大切なのだと主張しました。

ほんとに太陽水瓶座らしい考え方ですよね。




では、アドラーがフロイトと決別した時期を読んでみます。

うわぁ、これもすごいびっくり
ばっちりのホロスコープ…



①トランジット土星が牡牛座の木星、冥王星に合。
牡牛座16度にはフロイトの太陽があります。

アドラーにとって、フロイトは、木星であり(先生、支援者)、冥王星(その世界のトップ)でもありました。
その場所に、トランジット土星、余計なものを削ぎ落としてくれる作用を発揮する土星があります。

土星の削ぎ落とし作用が、アドラーにフロイトとの決別をうながしてくれました。

②アドラーの太陽に、トランジット土星がスクエア。

太陽は、こんな風に生きたいという自分像を表します。
その生き方そのものである太陽に対して、トランジット土星は大きな見直しを要求します。
こういう時期、私たちは、今までいた場所を去り、新天地へと向かうことが出来ます。

水瓶座にとって土星は支配星でもあるので、彼の水瓶座太陽にとってトランジットの土星はスクエアであっても良い効果をもたらします。
 土星は責任なども表しますので、1911年、アドラーがフロイトから独立し、自由精神分析協会
を立ち上げたのは、彼にとっては良い意味での責任を負ったということでした。

③出生の天王星に対してトランジット天王星が、前年に180度。
天王星同士の180度はかなり大きな人生の転換期になります。
アドラーにとって1910年は、なんらかの衝撃があり、それが1911年の独立へとつながった可能性があります。

④出生の土星に対して、トランジット冥王星が180度。
180度は90度と同様、ハードな角度と言われていて、トランジット冥王星などの影響力が大きい星がその位置にくると、大きな変化をもたらします。

特に、彼の射手座の土星というのは、土星は困難や苦手意識を表し、射手座は哲学や心理学、高等学問を表します。
ここから察するに、元々は、アドラーは哲学や心理学に苦手意識があったかもしれませんね。

ですが、土星のある場所は、実は逃げずに努力すれば、そこがその人の大切な才能となります。

この時点で、出生の土星にトランジット冥王星が180度で繋がった事で、彼の苦手意識の克服と、そこに多大なエネルギーを費やし、彼独特の、アドラーしか考えつけない心理学を打ち立てるキッカケになったと思われます。


 



以上、アドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーのホロスコープをリーディングしました。



ここで興味が湧いたので、次回はフロイトのホロスコープについて書こうかなと思います。
ついでにユングもみてみようかな。


占星術に興味をお持ちのかたも、そうでないかたも、楽しんでいただければ嬉しいですラブ





西洋占星術・OSHO禅タロットの個人セッションをしています

ホロスコープでは、生まれた時の星の配置に示された、人生の地図を読んで、今ここの瞬間に必要なことを知ることができます音譜



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