『もう別れてもいいですか』 垣谷 美雨
同級生の夫が亡くなった事を喪中はがきで知り、羨ましいと思ってしまった58歳の澄子。
家事に育児にパートと大忙しだった結婚生活。
娘二人は家を出て今は夫と二人暮らし。
田舎の狭いコミュニティ、ギスギスした友人グループ、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは、離婚して自分らしく生きる元同級生との再会だった。
夫と同じ空間に居るだけで息をするのも苦しくなる澄子。
離婚を考えるけれど、その後の生活を考えるとなかな踏み切れない。
友人、母親、弁護士などいろんな人に相談して意見を聞いて自分で出した結論。
結婚して30年。
思い切った行動に出て生き生きとしてきた澄子。
夫の呪縛から解放されたように性格まで変わった澄子。
世の自分の事しか考えてない夫たちに読ませたい1冊でした。