『母の待つ里』   浅田 次郎

 

親も故郷も捨てた男が40年ぶりに里帰り。

 

所々違和感があり???

 

それもそのはず、擬似体験でした。

 

他にも男女一人ずつが同じ家へ里帰り。

 

村人も芝居に一役買ってました。

 

1泊50万円と高額のため、それなりに収入のある人たち。

 

ただ私生活では色々あり、この擬似体験を申し込むことに。

 

母親役のちよさんはいかにも故郷の母と言った感じで、里帰りした3人は生活に馴染んでリラックス。

 

本当の故郷ではないけれど、みんな思うところがありいい帰省になったよう。

 

待ってくれてる人がいる故郷ってやっぱりいいな。

 

それにしてもこういうビジネス、現実でも需要がありそう・・・。

 

ただ受け入れる方はかなり負担が大きそうだけど・・・。

 

原風景の残る田舎の情景が目に浮かんで来ました。