『In This House~最後の夜、最初の朝~』 11月27日(水) マチネ
キャスト
ヘンリー 岸 祐二
ルイーサ 入絵 加奈子
ジョニー 川原 一馬
アニー 綿引 さやか
とある大晦日の夜、老夫婦はかつて住んでいた家を久しぶりに訪れた。
そこへ若いカップルが車のトラブルで助けを求めてやって来た。
老夫婦は二人だけでは気詰まりだったこともあり、この若い二人を喜んで受け入れた。
電話も繋がらないこともあり、4人で大晦日の夜を過ごすことに。
それぞれ自分のことを語り始める4人。
次第に自分が抱えていた問題に気付いていく。
相手への想い、秘密。
相手のために良かれと思ってやった事で相手を苦しめていた現実。
話し合いが足りないことから生まれる誤解。
いろんな心理が働いて、その結果相手を傷つけてしまうことに。
4人の気持ちが歌によってさらに心に響いてきて切なかったり共感したり。
素敵なメロディーに心に響く歌詞。
素敵な歌声に心が揺さぶられました。
4人の女性によるピアノ、バイオリン、チェロ、フルート&クラリネットの演奏も素敵でした
この日は終演後アフタートークがあり、演出家の板垣さんとルイーサ役の入絵さんと、なぜか原田優一さんの3人が登場。
ラストシーンの解釈についての話や、稽古の様子など楽しく語って下さいました。
この話を聞いてもう一度観たら、きっと違った見方や感じ方が出来るんだろうな~。
その時の状況によっていろんな感想が持てそうな作品でした。
岸さんは数年前『レ・ミゼラブル』のジャンバルジャンで観たことがあったけど、ちょっと苦手だった印象が…
でも今回はいい味出してました。
入絵さんの温もりのある歌声、もっと聞いていたかった。
綿引さんはいつもすれ違いで、観たのは恐らく初めて。
川原さんもお初。
お初と言えば、上演された「荏原ひらつかスクエア」も初めてのホール。
今回は朝日マリオンさんで当たってのご招待だったけど、引き換えたチケットはセンター2列目のとてもよく見える席でした。
ありがとうございました。