『僕の東京日記』 3月11日(土) マチネ
昨日は下北沢にある本多劇場で上演中の劇団東演の公演を観て来ました。
チケット引き換えは12半からだったけど、5分位前に行くと引き換えてくれました。
舞台は1971年秋の高円寺にある古びた二階建ての賄付きアパート「春風荘」。
自立を誓い、お隣の阿佐ヶ谷の自宅から引っ越して来た大学生の原田。
そんな息子が心配でたまらない母親。
アパートの住人は屋台でおでん屋をしている反戦活動家、売れない新劇の女優、役所勤めのヒッピー、公認会計士を目指す男、野良猫を愛するスーパーの店員、やくざのようなクリーニング屋の店員など風変わりな顔ぶれ。
そんな住人たちが巻き起こす出来事に巻き込まれてしまい右往左往する原田。
頼りになるようなならないような、飄々とした言動がなんとも可笑しい管理人のおばちゃん。
演じていたのは腰越夏水さん。
母親役の岸並万里子さんの演技も惹かれるものがありました。
学生運動とか沖縄返還とかちょっと難しい部分もあったけど、ドタバタのコメディだったので楽しめました。
劇場に入ると70年代初頭の歌謡曲が流れていて、開演前から昭和の空気に包まれていました。
本多劇場 B列サイド