昨日は東京国立博物館・表慶館で開催中の特別展「黄金のアフガニスタン」へ。
古くから「文明の十字路」として栄え、シルクロードの拠点として発展したアフガニスタン。
その北部に点在する古代遺跡で発掘された品々は、アフガニスタン国立博物館を代表する収蔵品となっていた。
やがてソ連軍による軍事介入やそれに続く内戦により同館への襲撃を危惧した職員は、決死の行動に出た。
極秘裏に秘宝の数々を安全な場所へ・・・。
その後博物館は大きな被害を受け、収蔵品の多くは失われたと思われていた。
タリバン政権崩壊後、十数年の眠りから覚めた数々の秘宝。
その貴重なお宝を日本初公開。
一番印象的だったのは約2000年前に埋葬された王族たちの墓から出てきた数々の金の装飾品。
金の輝きは今なお健在。
トルコ石も綺麗なブルーのまま。
気の遠くなるくらい昔に存在したものが目の前にある。
受け継いだ人たちの努力があってこそ次世代へと伝えることが出来る品々。
ガラス製品や土器類はそのままの形では残ってなかったけれど、出来るところまで復元されてて絵や模様を見ることが出来ました。
象牙製の女性像などは本当に細かいところまで作られてて、今でも当時のままの綺麗な状態で残ってました。
多くの人々の努力によって今まで残ってる古代の品々。
これからもずっとずっと後世に残していって欲しいな。
今回の会場となった国立博物館・表慶館には初めて入ったけど、こちらも素敵な建物でした。
後の大正天皇のご成婚を記念して建てられた洋風建築の美術館。
ドーム部分は中は吹き抜けになっていて、天井には素敵な絵が施されてました。
螺旋階段から見る天井にうっとり。
東京駅の丸の内口の天井を思い出しました。
素晴らしい秘宝を目にする機会を下さったのりさんに感謝です。
本当にありがとうございました