昨日は大雨の中、自由劇場へ「ミュージカル 李香蘭」を観に行って来ました。
今回は劇団四季ではなく、浅利慶太プロデュース公演。
ロビーも贈られた花で華やか。
浅利さんもロビーでお見かけしました。
主要キャスト
李香蘭は笠松さんでも観てみたかったな~と思ってたけど、やっぱり野村さんが演じてこそ李香蘭かな・・なんて思った公演でした。
確かに年齢的にもキツイ部分もあるし、なんといっても歌声が辛そうで聴いててハラハラして肩に力が入ってしまう
でも日劇でのリサイタルは本当に綺麗でオーラもスゴイ
これでしっかり歌えてたら大絶賛シーンなのに・・・。
10年前初めて「李香蘭」を観た時、楽しみにしていた野村さんの歌があまりに残念でガッカリ
ただ、川島芳子役の濱田さんと愛連役の五東さんの歌が素晴らしくて2人に救われました。
今回は、夢子さん・・・じゃなく夢乃さんの歌はいいとして(台詞の訛りが気になるけど)、坂本さんもちょっと残念というかビミョウ
坂本さんは役によっては好きな俳優さんだけど、川島芳子はちょっと違うような・・・。
雰囲気はどうかわからないけど、歌はもう一人キャスティングされてる雅原さんの方がいいかも
ずっと芝さんで観ていた杉本は初見の上野さん。
歌声はタイプではないけれど、ビジュアルは文句なし
すごくよかったです
裁判長の山田さんもいい声。
最初の裁判シーンでの歌を聴いた時は、口先だけで歌ってる感じで苦手かもと思ったけど、最後のシーンでは人間味も感じられてまあ可もなく不可もなくってところかな。
大好きな関東軍のおじさまたち、声は素敵だったけどなんか凸凹でいまいちカッコよさが見られず残念でした
四季の舞台ではないので初見の人も沢山いたけど、元四季の人も多く出演されてて懐かしさあり
この人も退団してたんだと驚いたり・・・。
深水さんや青木さんや林さんや青山さんのいない李香蘭はやっぱり寂しいな・・・。
戦後70年の年に再演された「ミュージカル 李香蘭」。
客席の年齢層はかなり高めだけど、若い人にも観て欲しい作品です。
内容は重いけど、音楽の素晴らしさが心に響きます。
昭和三部作はこれからも上演し続けていきたいとのことなので、「異国の丘」と「南十字星」にも期待したいです。
ヒロインが心配だけど・・・