ランピー・シアター

                  『造花の蜜』    連城三紀彦

その事件は小川香奈子の息子の圭太がスーパーで連れ去られそうになった出来事から始った。

幼稚園での信じられない誘拐劇。

人質の父親を名乗る犯人。

そして警察を嘲笑うかのような白昼の渋谷スクランブル交差点で身代金受け渡し。

前代未聞の誘拐事件は人質の保護により解決に向かうように思われたが、それはこの事件のほんの序章に過ぎなかった。

二転、三転する事件の様相は、読者を想像を絶する結末へ導く。


今までに読んだ事のないタイプの誘拐ものでした。

上巻で解決したかと思いきや、下巻でまた新たな類似した事件が発生。

途中までは本当に面白かったけど、最後の最後でちょっと挫折気味に・・・・。

最後まで読んだけど、なんだか集中出来なくて文字をただ追ってただけのような・・・・。

でも今までと全く違うタイプの誘拐事件だったので、展開が気になりその意外性にドキドキしながら読むことが出来ました。

この小説はwowowでドラマ化されたとか。

地上波でも放送して欲しいな~。