ランピー・シアター
               
                  『菜種晴れ』    山本 一力

安房勝山の菜種農家の末娘・二三は、5歳にして江戸深川の油問屋に養女として貰い受けられる。

生家の母親譲りのてんぷらの腕、持ち前の気丈さで江戸の町に馴染んでいく。

やがて、大店の跡取りとして逞しく成長した二三を新たな苦難が見舞う。

二三が生まれてから30歳過ぎまでの人生が描かれてます。

いくつのも悲しみを乗り越えて成長していく二三。

何事にも前向きで懸命に生きる姿は心打たれるものがあります。

女性たちが頑張ってる人情時代小説、これからもいろいろ読んでいきたいな。