ランピー・シアター

去年に引き続き、当選チケットで聴きに行って来ましたおんぷ

「ちょっと敷居が高い」と思われがちなクラシック。

でも馴染みのある曲もたくさんあるのも事実。

本物のクラシックを気軽に楽しんでもらいたいとの思いから企画されたこの演奏会。

今年で7回目だそうです。

今年も三枝成彰さんの案内で、小林研一郎さん指揮東京交響楽団の演奏で開催されました。

最初の30分は三枝さんによるお話。

頂いたプログラムに沿って、オーケストラの歴史や編成や変遷や配置クラシック音楽・作曲家についてなどの説明がありました。

まるで音楽の授業のよう。

なるほどと思うこともたくさんあり、とても勉強になりました。

今年のテーマは「ロシア人作曲家ってどんな曲?」ということで、4人の作曲家の曲を聴きました。

    グリンカ オペラ「ルスランとリュドミラ」序曲

    ボロディン オペラ「イーゴリ公」より[ダッタン人の踊り]

    チャイコフスキー 序曲「1812年」 変ホ長調 作品49

    ムソルグスキー/ラヴェル編曲 組曲「展覧会の絵」


1曲目は初めて聴きました。

オーケストラの音色って柔らかくて癒されます。

ヘタな人のバイオリンってなんとも言えない不快な音がするけれど、上手い人のバイオリンからは温もりを感じます。

「ダッタン人の踊り」は途中から聴き覚えが・・・・・。

私のウォークマンの中にも入ってたはずだと思い帰りの電車の中でチェックしてみたらありました。

「1812年」もタイトルだけでは??だったけど、途中からよく聴くメロディーが音符

この1812年というのは、フランスのナポレオン軍がロシアの広大な領土を手に入れようと攻めてきた祖国戦争の始まりの年。

ナポレオン軍を敗走に追い込んだロシア軍の勇敢な戦いぶりが表現されてます。

本当なら大砲を使いたいところだが、ホールで使うわけにいかず今回はその部分はたいこを使用。

そういう説明の後で聴くとよりイメージ膨らみます。

クライマックスではさらに両サイドにトランペット奏者が4人ずつ登場して迫力満点でした。

ここまでが1部。

2部は「展覧会の絵」についての説明から始りました。

これは最初の部分を聞いたら誰もが知ってると思われる有名な曲。

ちょっと前にも何かのCMで使われてたはず。

主人も聴くなり「これ知ってる」って言ってました。

まず、この曲は何拍子かというところから始りました。

なんと1小節目が5拍子で2小節目が6拍子ととっても変わった構成になってます。

ロシアの作曲家の曲にはこういう5拍子とか7拍子というようなちょっと変わった曲が多くあるそうです。

面白かったのはある部分を全体で演奏した後、楽器ごとにどういう音を出していたかを聴けたこと。

ホルンは4人体制だったけど、ほかの木管・金管楽器は2~3人。

でもそれぞれが違った音を出してるんですよね。

一通り楽器ごとの音を聞いてもう一度合わせた音を聞いて・・・。

ハープなんて他の楽器に消されてしまい殆ど聞こえないけどでも必要なんですよね。

誰もが耳にしたことのある繰り返し演奏される部分は展覧会で歩いてるところとか。

で次の絵のところで曲調が変わる。

その歩いてる部分も段々ドラマチックに盛り上がってきて最後は大迫力。

指揮者のコバケンさんの動きもさらに大きく激しくなっていくので、指揮者からも目が離せない。

去年の席は1階の一番後ろだったけど、今回は2回の真ん中辺り。

去年はサイドだったけど、今回はど真ん中。

よく見えましたGOOD

2階席は後ろ半分殆ど人がいなくてちょっと寂しかったけど、ゆったり聴けてよかったかも。

アンコールは「剣の舞」でした。

これはもう奏者もノリノリで迫力もあって最後の曲にピッタリウインク

昨日の模様は8月24日BS朝日で放送予定で、昨日はカメラが入ってました。

帰りにインタビューを受けてるちびっ子たちも見かけました。

興味のあるかたは是非ご覧下さい。

夜7時からの放送です。

またきっと来年もあると思うので、忘れず応募してまた聴きに行きたいなウインク



ランピー・シアター

会場となった東京国際フォーラムは有楽町駅から徒歩1分、東京駅からでも5分の近さなのでホールから東京駅の新幹線ホームがよく見えました。

昨日は生憎の雨だったけど、ホールは駅から地下通路で行けたのでよかったです。