ランピー・シアター

昨日、開幕初日の「ミュージカル 異国の丘」を観て来ました。

日本の首相の息子である九重秀隆と、当時の敵国・中国の指導者の姪である愛玲との許されざる恋。

互いの国の幸せと平和を願い生命を賭けて和平工作に身を投じた秀隆は、戦後11年間にわたり極寒のシベリアに抑留された後帰らぬ人に・・・。

とても重い内容のミュージカルだけど、好きな作品です。

今回も秀隆役は荒川さん、愛玲は佐渡さん。

荒川さん、歌が前より劣化してるような・・・・あせる

佐渡さんもビブが気になるし、独特の歌い方が苦手・・・あせる

会話も母音法を意識し過ぎてるのか、力が入っていてなまってるよう。

主役の2人が変わったら、もっと素敵な作品になるんだけどな~。

劉玄役の青山さんは、日本兵に父親を殺され日本へ敵対心丸出しの嫌なヤツを熱演ハート

ハマリ役ですね!!

カッコよかった~ハート

アンサンブルでは松永さんの爽やかな笑顔につい目が行ってしまいました。

今回アグネス・フォーゲル夫人は八重沢さんと木村不時子さんのダブルになっていて昨日は木村さんだったけど、前の方の席だったから年齢的に厳しいものが・・・・。

宗美齢と同級生という台詞に現実味がなさすぎ。

宗美齢が光川さんでいつもより若いので余計に年齢差が際立ってました。

主役の2人がちょっと苦手だったけど、1幕ラストの「あなたを求めて」ではウルッときてしまった。

素敵な曲ですからね~音符♪

最後の「明日への祈り」はその前の吉田語りからもう涙・涙・・・・。

戦争で命を奪われた人たちの思いが込められたこの曲は、歌詞とメロディーとハーモニーが心に響きます。

戦争についての歴史は学校ではサラッと表面的な事をやるだけで、シベリア抑留とか殆ど触れられないのが現実。

こういう事実があったことを語り継いでいくためにも若い人たちにも観て欲しい作品ですね。

昨日は二階席に制服姿の学生団体が入ってたようです。

学校行事で観る事になった学生さんは「あまり面白くなさそう・・」と思ってしまうかもしれないけれど、何か心に残るものはあるはず。

昨日は初日ということもあり、カテコが何度もあり最後はスタオベ。

幕が上がったタイミングで佐渡さんだけはけようとしてる姿がバッチリ見えてしまい、客席も舞台上の俳優さんたちもみんなクスクス。

佐渡さん、すごく恥ずかしそうだったけど最後に客席全体が和んで俳優さんたちの笑顔がたくさん見られてよかったです。

先行ではC席1枚しか予約してなかったけれど、稽古写真を見てもう1枚追加。

サイドブロック通路側の2列目が出品されてたので、ポチッウインク

本当は21日のマチネがよかったけど、これ以上いい席が出品されるとは限らないし・・・・。

後でわかったんだけど、今日は公演500回記念ということで記念品の贈呈と舞台挨拶があるとか。

あ~、残念ザンネン…。