『平成関東大震災』 福井晴敏
仕事で都庁に来ていたサラリーマンの西谷。
エレベーターに乗ってる時、東京で震度6強の地震が起こる。
なんとかエレベーターから脱出し、大混乱の中歩いて自宅へ・・・・。
地震に対する知識や様々なデーターが盛り込まれているシュミレーション小説です。
この本が書かれたのは東日本大震災の前。
緊急地震速報についての説明もあったけど、まだメジャーになってない時期。
災害伝言ダイヤルも出てくるけどまだまだ利用している人は少ない。
今でもパッと思いつかないかも。
私もあの日は新宿で地震に遭い途中まで歩いて帰ったので、読んでいていろんな情景が目に浮かんできました。
といっても震度が違うこともあり建物が倒壊したり火災が発生したりということはなかったけれど・・・。
「いつか来るとは知っていたが 今日来るとは思わなかった」とサブタイトルが付いてるけど、いざ大地震が
来た時の率直な感想かもしれませんね。