今回は ふと頭に浮かび思い出した歌。 今の私への何かメッセージかな？な～んて思いながら
大好きなこの歌で～☆ あいのり大好きで見てた時代の曲です！
誰かを好きな気持ちと共鳴してよく聞いた時もあった！ しばらく聞いてなかったけどふと思い出したし・・・。
すべては出会ったことから始まる！！ 出会わなければ何も起こらない。
だから出会ったことに意味がある。 出会ってココロが動いたならそれはきっと運命なんだろうな。
-------------------------------------------------------------------------------
週末が来る。
金曜日、夕暮れの街。
いつもの家路。
西の空に傾く夕日がやわらかなオレンジで私を包む。
ブルーグレイにトーンを落とした街が少しだけ淋しさをかもしだしてる。
君に会えない夜。
まるで迷子の子猫みたいに淋しくて悲しくて叫びだしそう。
君のことが好きすぎて、不安がいっぱいになる。
ある日、出会った君のこと。
好きなるまでそう時間がかからなかった。
嬉しい気持ちが増える一方で、好きが大きくなりすぎて
こんな風に不安になることもしばしばある。
君が女の子に囲まれてるのを見ると
「大丈夫？」
友達は心配そうに私に声をかけてくれた。
「だ、大丈夫、全然！平気平気！」
なんて、平然を装って笑ってみせる。
本当は、余裕なんかないんだ。
君が好きで・・・・好きで。
伝えたくて、伝わらなくて、こんな思いが悲しい。
月日が流れ
君と一緒に出掛けた帰り道。
君が見せたほんの少しの弱さ。
「・・・オレ、別れちゃった。」
彼女と別れた話。
遠くを見つめる君の手をそっと握る。
「守ってあげる・・・。」
「え？」
「・・・なんかあったら私が力になるよ～」
「・・・。」
「ヒ、ヒーローだから！」
「・・・ぶっ！それを言うならヒロインだろ？」
「へ？あ、そ、そうか。」
「あははは。」
君が笑う。
君にはやっぱり笑顔が似合うよ。
君と出会えたことからすべてが始まったの。
君に出会えなかったら、こんなに切ない思いもしなかった。
だけど、君に出会えたからこんな恋しい気持ちも知ったんだ。
数か月後。
隣で笑う君。
愛しい・・・だなんて言いなれてない。
だけど今なら言える。
君のために・・・。
いつもこうして笑っていてくれるなら
他にはもう何もいらないって思える。
君が・・・・好き。
「なに？」
君が不思議そうに私を見る。
「ううん、べつに。」
「・・・覚えてる？」
「え？」
「オマエが言ったこと。」
「なんか言ったっけ？」
「オレのこと守ってやるって。」
「・・・え？」
覚えてたんだそんなこと。
「・・・。」
「ヒーローだからね！」
「だから、ヒロインだっつーの。」
「あ、そっか。」
「・・・ったく！」
君が笑う。
・・・忘れてないよ。
君を守ってあげるって言ったこと。
私なんかで大丈夫？ 本当に？
そんな風にためらう気持ちもいっぱいある。
だけど、君が本当に好きだから、
私は君を守ってあげる。
風が二人の間を通り抜ける。
「なぁ。」
「ん？」
隣の君がこっちを向いた。
「・・・一緒にいたい。」
「え？」
「・・・オレ、オマエと一緒にいたいと思うんだ。」
「え・・・。」
「これからも・・・ずっと。」
それ・・・って。
戸惑う私の顔をみて君がいつものように笑う。
『ぎゅっ』
君が私の手をそっと握りしめた。
こんなにも君が好き。
君のこと好きになれたことが本当に嬉しいよ。
この先、まだ色んなことが起こって
くじけてしまいそうになることもあるかもしれない。
だけど・・・。
この手、もう離さない。
だから、君も・・・・。
「離さないでね。」
「え？」
「・・・・この手。」
うつむいてぽつり言った私の髪を
君がくしゃくしゃと撫でた。
二人の恋は始まったばかり。
時にはうまく伝わらなくて傷つけてしまうこともあると思う。
だけどこうして思いあう気持ちが
新しい明日を創っていくんだと
そう思えるんだ。
二人だけの未来を。
-------------------------------------------
-------------------------------------------
＜fragile (歌の歌詞ストーリー） 完＞