ダンスダンスダンス | リラ冷えの朝に旅立つ君へ♪

ダンスダンスダンス

村上春樹のダンスダンスダンスを再読した。

10数年ぶり。。1Q84の読後、過去の村上

作品が読みたくなり、書庫と化しているロフト

からこの作品をひっぱり出してきた。。

長編ならなんでもよかったのだけど、

なんとなくダンスダンスダンス。

そうだったこの本も1980年代の話だった。

羊男系の三部作、最後の作品。

ふと気づいたのだけど、羊男系三部作の

主人公『僕』や、ハードボイルドワンダーランド

・・の『僕』、そして青豆・・・(カフカもか)

村上作品の主人公って食べ物に気を使う

自然食派グルメが多い。。

買い物は紀伊国屋(笑)で料理はプロなみ。

特にイタリアン・・・スタとか上手に作る。

作ってもらいたいくらいの美味しそうな描写。

そういう事は、小説の本筋から外れているの

だけど、村上春樹はいつでも繊細に丁寧に書く。

なので、僕も料理を思い描きながら丁寧に読む。

伏線にもなってない事柄なのに実に楽しめる。

1Q84の三巻(来夏)が待ち遠しいが、

過去の作品を再読しても十分楽しめるところも

この人の作品の魅力の一つかも。。

またなんか出してこよっと。。