一瞬の風になれ | リラ冷えの朝に旅立つ君へ♪

一瞬の風になれ


一瞬の風になれ、読了。。
佐藤多佳子著のこの作品の舞台は高校陸上部・・・
サッカー少年だった主人公は、ひょんな事から、
高校の陸上部で短距離走を本格的に始める。
素晴らしい親友、先輩、後輩、家族、顧問の先生
囲まれて彼は陸上に高校三年間の全てをぶつける。
題名にあるように、まるで一瞬の風に、
なれると信じているかのように、
彼は直向きに努力する。
高校時代という感受性の豊かな時期に、
彼は兄を想い、親友を思いやり、恋もし、
ライバルと切磋琢磨しながら心身ともに成長していく。
一人称的な主人公の語り口調でストーリーを、
読ませているが、高校生が話しているが如く、
かなりくだけた文面で読みやすい。
と同時に高校生同士の会話シーンも微笑ましい内容。
僕も高校時代運動部に在籍していたせいもあり、
回顧的な感情移入もさせてもらった。
こんなにストレートで爽快な青春スポーツものは、
初めて読んだかも。
スラムダンク大ファンの僕は、
こういう話は好みで心底引き込まれる。
僕自身は陸上の知識は全く無いのだけど、
読んでいて100m走のスタート時の心境に共感できたり
リレーに魅了させられたりと、恐らくこれを読んだ人は、
次回短距離走を見る目は確実に変わっているはず。
100m走のたった10秒前後の瞬間の、
場面と心境を克明に記しているもんだから、
読んでいて鼓動が激しくなったり、
負けると本当に悔しい気持ちになったり・・・
その分勝った時の感動ときたら・・・・
もう涙ものです・・・・

これ確実に映画化されるなぁぁと思う作品でした・・・
ってか是非して欲しいと思う。。
みんなにおすすめの本だけど、
特に若い人に読んで欲しい作品です。