重松清さんの

「その日のまえに」

昨日一気読みしました


重松さんの本はいつも

涙なくしては読めなくて

やっぱり今回もそう


私は母親を癌で亡くしているので

一層身にしみてしまって


もうなくなってから何年もたつのに

まだ母がなくなった日のことを

昨日のことのように鮮明に思い出せます

まだすっかり過去のことにはできません

きっと何年たってもできないと

最近はあきらめました

それくらい私の中では大きな人でした


その母のなくなったときのことが

思い出されてやっぱり涙(ノ_-。)


私も母が癌だってわかったとき

告知するかどうかとても悩みました

あまりにも急でそして残された日が短くて

結局告知しなかったんだけど

今もそれが正解だったのか間違いだったのか

わかりません

でも天国にいって母と再会したとき

「あのときはごめんね。でもそうすることしか

あのときの私にはできなかったの」って

母にあやまりたいと思っています

優しかった母だからきっと

そのときの私の気持ち

わかってくれると信じています


それで、本のこと


本の中の言葉で

とっても心に残った言葉がありました


正解か間違いか黒か白かよりも

考え続けることが答え・・


みたいなそんな言葉でした


夫のことも

なかなか答えが出せなくて

揺れ動いている私だけど


そんなに遠くない未来に

夫がいる私を想像できない


でも子どものことを考えると

生活を支えるだけの生活力が

私にはない


でもこのまま

子ども達が大きくなるまで

我慢できるんだろうか?もつんだろうか?

こんな壊れたうちで子育てしてて

いいんだろうか?

私は間違えていないんだろうか?


わからないことばかりです


でも、だから

これからも

考え続けていこう

それが私の今の答え

それでいいやっていいんだと

そう思うことができました