夫がいくら隠しても

パチンコに行ってるのは

わかってしまう


本人は気づいてないのかも

しれないけど

ニオイがすごい


たばことなんだかいろいろ

混ざったような凄いニオイ

悪いものがたくさん集まったようなそんなニオイ

仕事と嘘をついて

パチンコをして帰ってきたときは

目つきが違う

ぎらぎらと興奮したような

穏やかとは対照的な

なんとも言えない目

いっちゃってるような目


あと

借金がばれたことを

告白するときの

魚の腐ったような目

じっとうなだれて下を向き

聞いているときの

何考えてるのかわからない

無表情というのか

空っぽの顔


せっかく

めぐり合って

子どもまで生まれて

大好きだったこともあるのに

もう無理


思い出したくなくても

あの顔が

心に焼き付いて

離れません