本来無一物 | 手打ち蕎麦屋・陽の坂・・への道   http://hinosaka.jimdo.com/

本来無一物

こんにちは


茶席に無一物とか本来無一物とか

掛軸が飾って有ります

意味を尋ねれば、人間は本来何も持たないとか意味の判らんことを言いますが。


ちょっと違いまして、時代は分かりませんが中国の禅寺の次の長を決めるとき、

公案の答で次の長を決めるとしたときのこと
1人は、私の心は何時も磨いているため錆び付く事を知りませんと答、他の僧侶達から称賛される、


がもう1人の答を聞いた時、長はビックリして他の寺に移籍した


その答が本来無一物


その意味が、わたしは錆び付く様な心をもっていません
何も捕らわれる心を持ち合わせておりませんと答たから、

大いなる悟りを開いた者をここに置いても大変だろうと別の寺に移籍させた

と言う故事から本来無一物が出てきています

何が言いたいかお分かりかな?


昔の中国は凄かったと言いたい訳です


お手本にすべき姿が有ったなぁ…

今は昔

今となっては昔の事ですが…

って事ですナ
晴れの坂