パトカー騒動の後、しばらくは弟嫁からの電話も来なくなり元の鞘に収まったのかと思っていました。

そんな中、実家のある町の病院から母が入院したとの連絡がありました。
前にも書いた通り、父は脳梗塞を患って以来、要介護の状態でした。
丁度、子供の学校も夏休みだった事もあって、泊まれる様に荷物を持ち子供を連れて病院に向かいました。

実家から歩いて30分程かかる病院に、真夏の暑い中毎日通い母の世話、実家に帰って父の世話。
時折、子供の習い事に自宅近くまで通い、終わるとまた実家に戻る生活が続きました。

何度も実弟に電話を入れても留守電にすらならず、連絡が取れぬまま1ヶ月が経ち母は退院しました。
「あんな冷たいヤツだとは思わなかった」
母は実弟の家を購入する際の援助を、勝手に「長男だから、いずれは面倒を見てもらうんだから」と考えていた様です。

子供の夏休みも終わり、私達も家に戻りやっと普通の生活に戻れた頃、又も弟嫁からの連絡がありました。