こんばんは(^^)ノ


久々の更新です。


昨日、耐震補強工事が全部終わりました^^


古い建築基準法で建てた我が家なので、

阪神淡路大震災のとき以来、

ずっと我が家は大丈夫かなと

気にかけていました。


7年前、チャットのオフ会で大阪に行ったとき、

足を伸ばして神戸に行き、

「人と防災未来センター」というところに行きました。


大震災の再現映像(大音響と振動付き)を

見て、驚いたり、

瓦礫の山のレプリカを見て悲しい思いをしたり、

大震災の語り部ボランティアの方のお話を聴き、

涙を流したり、と強い印象を持って帰りました。


人と防災未来センターのホームページはこちら↓

http://www.dri.ne.jp/



宮崎に戻ったら、

すぐにホームセンターに行き、

家具の転倒防止金具を買ったり、

非常持ち出し袋を用意したりしました。

だが、気になる補強工事は

やっていませんでした。


県の建築指導課の無料相談で

見てもらったところ、


「二間続きの部屋があるのに、

間にふすまだけしかなく、

柱も壁も少ないので、

地震には弱いですよ。」


という診断でした。

以来、いつかやりたいと

思っていました。


今年のニュージーランド大地震の

ニュースを見聞きして、

やる決心がつき、

そのあとのダメ押しみたいな

あの東北大震災・・・(><;


これはもう、やるしかないでしょうと、

渋る老母(危機意識がぜんぜんない)を

説得(ほとんどけんか腰で)して、

ようやく今回の工事が実現しました^^;


工事の様子の画像です。



「怪力屋 牛の穴」-taishin
工事の一番メインの家の中央の壁を

作っているところ。


ここは、ふすまとらんまだけで、

屋根の加重が一番かかる家の中心部分なのに、

柱はなく、加重は

周囲の数本の柱だけでささえていました。


南側は、全部開口部で、

あるのは障子と縁側とサッシだけという脆弱さ。

確かに日当たりはいいですが・・・


ふすまと欄間と取り払って、

天井まで突き抜ける柱を中央に立て、

筋交いをいれ、全面を壁にしました。

家の中心に背骨がピシッと入って、

気合が入ったような感じになりました。



本棚などは、この頑丈になった壁に、

補強金具をつけて、

倒れないようにしました。

今までは、細い梁に

転倒防止金具をねじ止めして

本棚を支えていましたが、

今回は強度が格段に違います。


ここと、あとはトイレの壁を補強しました。


「怪力屋 牛の穴」-taishin2
荷重のかかる北側の壁ですが、

トイレの窓があるため、

筋交いが入れられず、弱いです。

窓を東の面に移動して、北面は

補強しました。


ほかには、経年変化で

筋交いが利かなくなっているところの

補強をしました。


これだけやっても全部の

費用も意外に安く、

80万もかかりませんでしたよ・・・

少し程度の良い中古車一台分です。

死ぬことを考えれば、安いものです。


一戸建てにお住まいの皆様、

とりあえず耐震診断くらいは

受けておかれたら

いかがでしょうか?


また、マンション住まいの方は、

家具やテレビや冷蔵庫が倒れないよう、

転倒防止の金具のことも考えられますよね。


これで、阪神大震災クラスくらいまでなら、

しのげそうです・・・


語り部の男性が、

涙声で、言っておられたことが

思い起こされます。


「日ごろの備えが如何に大事かを

痛感しました。皆さんは、そんな思いを

してほしくないです。」と・・・(;;)


あの方の熱い思いは、

確かに受け止めさせていただきました。

七年かかってようやく、

実現しましたよ・・・

地震が来て、家がつぶれてしまっては

下敷きになって、避難するどころの

騒ぎではないですからね・・・


水は、いつも月ぎめで

届けてもらっているので、

これが緊急時の飲料水になります。


入浴後の浴槽の湯もすぐに捨てずに

残しておけば、断水時のトイレの

水に使えるし、

手洗い程度ならこれでも十分です。


あとは、非常持ち出し袋の中の

古くなった携帯食料の入れ替えを

そろそろやらねば・・・^^;


みなさん、日ごろの備えが大事ですよ。

被災したときの、家族の集合場所なんか

ちゃんと話し合っていますか?