街には今日も 流行り歌
誰かの名前を 歌っているよ
時が全てを 変えてくれると
慰めにも ならない言葉で

あーあぁ 愛は一色の冬模様
君が季節の中で 埋もれてゆく
今も ようこ 夜は何時も ようこ
明かりつけて あーあぁ 眠るのかい
だけど ようこ 悴む指 ようこ
想いでだけで あーあぁ 暖めきれるの

離れ離れの 指の隙間を
僕は都会の 風にさらした
そして何時しか 君の写真を
遠い故郷と同じ頁に

あーあぁ 愛は果て中の夢に似て
不意に気づいた時に 消えている
そして ようこ 君の名前を ようこ
赤いラインで あーあぁ そっと隠す
だけど ようこ 指が覚えた ようこ
君のダイヤル あーあぁ どうして消そう

今も ようこ 振り向く度 ようこ
僕の中で君が 綺麗になる
だけど ようこ 君は今頃 ようこ
名前さえももう 変えた頃だろう

By 阿呆鳥