今日は用事でなつかしの場所へ行った。
景色やお店が少し変わっていた。
そこは辛くも悲しくも苦しくもあり、
そして泡のような幸せがあった場所。
当時の私はいつ死んでもいいという気持ちで生きていた。
苦労を知らずに幼少時代、学生時代を過ごしてきた私は、
20歳からが自分を形成することのはじまりだった。
自分が信じたものは疑わない。
それゆえ、惨めな思いも辛い思いも
人に裏切られる悲しさも味わってきた。
でも、それは自分の未熟さが原因であって
関わってきた人たちに問題はない。
二度と同じ過ちをしたくないなら
自分が成長しなければいけないと思う。
この約10年間を振り返ると
辛い思い出よりうれしかった事が真っ先に浮かぶ。
それは辛い出来事に意味を残し、納得してきたからだと思う。
相手を恨めばそれで簡単に終われるけど、
「もっと自分がこうだったらどうだったか分からないよな」と考えれば
ひとつ、自分に課題ができ、それを達成した時に意味を残せる。
そして、その残せた意味のために、自分は苦しんだんだと納得ができる。
人との出会い、土地との出会いには必ず意味があると私は考える。
今日、なつかしい場所を訪れて
この土地にも必ず意味を残すぞ!と強く思った。
そして、私の最大に大切な人と出会った意味を
ひとつでも多く残したい。
私の中の封印を解くときが来たように思う。
偶然ではなく必然だとすれば
私が成長し、そのタイミングが来たからだろう。
明日からの未来がまた楽しみになった。