輝光翼戦記 銀の刻のコロナ | 徒然日記~Let's全てはこの時の為に~

輝光翼戦記 銀の刻のコロナ

輝光翼戦記 銀の刻のコロナ ETERNAL 70点
「俺が振るうのは、全てを断ち斬る魔の刃。だから、俺が名乗るのは……魔刃、トウカ!」
ナル・ハイエターナル、ムラクモのノゾム!くらい酷い台詞ですね(ほめ言葉)
もともとその気があるので自分で考えたんだろうな、決め台詞。
「仲間も、友達も……それに、俺の関係ない人も、誰も捨てない!俺は世界を守るんだ!!」
「欲張りだろうとなんだろうと、俺はそうする。それが、ヒーローってもんだからな」
過去いろいろあったせいでひねくれるかとおもいきや真っ当に成長してメンタルも強いのでなかなか好みなキャラです統果。

輝光翼戦記の2作目であるが、総プレイ時間がユミナと同じくらいと聞いていたので結構期待したのですが約27時間でオールクリア。
クリア後のやりこみとかないので2週目はやらないでしょう。
以下各項目感想

ストーリー
真夜と呼ばれる現象が滅びを呼ぶという言い伝えからそれを解除して世界を守るために戦う一族に主人公が出会うところからスタート。
主人公は真夜を察知する能力が高く何回も消していたがある日手におえないレベルの事態になり、あわや絶命というタイミングで上記の一族当主に助けられる。
その後いろいろあって龍人コロナを育てることになったり真夜に現れる魔物を倒せるように特訓したりして話は進む。
序盤の謎であったなぜ真夜が発生するか、なぜ統果だけ異常に察知能力が高いのか、なぜミュリアルが統果たちの元に来たか、これらについてはきちんと説明されているのは良かった。
一応話がひと段落してあらたな展開になる前にOP2が流れて、よし、さあこの事態をどう解決するんだ?と意気込むもなかなか話が進まず目的はわかっているもののそれに対する対処法が事実上無いも同然だったので閉塞感が強く論説部がくるまでかなり中だるみした印象があった。
ストーリー的には論説部がその解法を持ってきてしまうので終盤にだすしかないのは分かるのだが、今回のラストが中間点でそこからさらにもう一つ展開があっても良かったとおもう。
あとはとってつけたようなサブキャラのHシーンとそのもっていきかた。
18禁ゲームである以上本番なしは結構きついので無いよりはあったほうが良いとはおもうが少し投げやりすぎる、もうすこしイチャラブさせてくれ。
メインヒロイン?3人は相変わらずヒロイン力が低い、といっても時乃さんとコロナ(活発時)は結構好きでした、ただしコロナはとある理由で半分くらい無口キャラになってしまうのがきつかった。
ミュリアルは個人的に微妙、おとぼけキャラだけど意図的に情報を隠しているせいで事態が悪化してるのがどうにも。
サブキャラは結構ヒロイン力が高い感じはしました、広川とか。サブのほうがヒロインとして魅力的なのは伝統なのか。
個人的にはかなめが一番好きでした、終盤ダメ人間になってるし、キャラデザみたときのイメージと結構違ったからかもしれない。「わかります、わかります」がカワイイ。
また弓使いでイケメンというどっかでみたような不遇要素がある味方についてもそんなに空気にならず、戦闘でもかなり使える役だったのはよかった。
反面ちょっと期待していたおっさんの出番があまりなかったのでもう少し掘り下げて欲しかったとおもう。
というよりも各キャラのイベントがやや少なめに感じたので全体的にもっとイベントが欲しかった。
論説部はでてくると同時にテンションがあがりましたがキャラが強すぎて他のキャラを食ってしまっていたので本当にちょっとだけでてくるか、逆にもっと食い込んできたほうが良かったかなぁ、あとは事前情報やOP2に入れないでサプライズ的にしてみるとか。
但し主人公同士の掛け合いや訓練描写は良かったなぁ、表面やるきなさそうにみえて熱血の歩武と熱血系の統果の相性は良いみたいでいい感じ、境遇も似てるから互いに共感できてたし。
「へへ、……信じられるか?あの中に俺の彼女がいるんだぜ……?」にはすごい哀愁を感じた。
ユミナのごちゃまぜ感はかなり好きで次の展開にワクワクしたのですが今回はちょっとこじんまりしすぎてなかなか乗り切れなかった部分が多かった、やっぱりエピソード2はこじんまりする運命なのか。
輝光翼はイシリアル特有ではないということ以外は投げっぱなしだったりしレイディアント・アムリィスを含めたそこらへんの話もぶん投げたまんまなので次回作あたりで回収して完結編にしてほしいなぁ、あとベリダディアの持ち主の話も!
なんか色々会社がアレな状況みたいな感じがするのでまた2作目だして終わりになったりすると悲しいな。

システム
前作のwiz系RPG風ダンジョンは無くなり純粋なSLGになった。
のだがロールバトルでなく一人一人が防御と攻撃を行うし防御スキルも一個しかないので敵の攻撃方法が変わったときに変更できないことも。
オーディエンスも廃止でMPで一括管理なのだがアクティブスキルが強制発動の上MPを結構消費するので一部のスキルを要所で使う以外は使わないほうが良いというのも微妙。
スキルの発動タイミングのオンオフくらいは残して欲しかったなぁ。
成長要素もオーダースキルのメインで使うやつ以外は上げる必要がほとんどない、アクティブスキルに振るのは本当に無駄になる、振っても回復スキルくらいか。
SLG部分も特定ターンでクリアするとボーナスとか相手全滅させるとボーナスとかもないのも残念。
また後半以降は敵の大半が防御スキル複数持ちが定番になるのでかなり面倒くさい、弱点属性も変わるし。
また各キャラの最強スキルカットインがないのも残念、やっぱりカットイン+固有モーションはテンションあがるとおもうのだが。
引継ぎはできるが2週目以降の隠し要素とかもないのでSLG部分はもういいかなというのがシステム面の感想。
ユミナは色々設定とリンクしてて凝ってる感じがして良かったのだが。

BGM
こちらはかなり好み。
OPのボーカル曲2曲もかっこいい感じだしテンションあがるし良い感じ。
最終EDも結構テンポが良くて好き、最終決戦のものもOPのアレンジだったりするのは良い。但しユミナのフィールドスキルを使う人が多いとおもうのでひょっとしたら聞かない人もいたのではないだろうか。
私もだが……クリア後のBGMモードで初めて聞いた…
ユミナのフィールドスキルでボーカル曲を流し戦闘中も流しっぱなしにできるのは良かった、ユミナの空気読まなさが出ているとおもう。元ネタはトロンベの人の強制BGM上書きか?
新曲もテンションあがるしCD欲しいですね、年末のがすと手に入らなかったりする未来が見えたので買いにいくしかないか。

まとめ
話は中だるみするものの結構面白かったのだが戦闘パートが微妙だった。
基本的には前作をやっていて面白かった人向けだとおもいます。