アメリカ外食業の象徴ともいえる
バーガーキングがカナダへ拠点を移す。
カナダベースの、コーヒー&ドーナツチェーン
Tim Horton を吸収合併して、その本社がある
カナダを合併会社の拠点とする。
(WSJ, Aug. 26, 2014)
Burger King on Tuesday announced its roughly $11 billion agreement to buy Tim Hortons, the Canadian coffee-and-doughnut chain.
*roughly = ざっと、おおよそ
欧米では法人税率が低いから・・・
と日本では言われているが、
最近、アメリカの企業が国外に拠点を
移したり、スターバックスのように
やはり法人税負担が大きいと
されるイギリスでの課税のがれを
指摘されるケースが相次いでいる。
こうした行為を、inversion
と呼んでいる。
文字通りには「倒置」の意だが、
キャッシュフローに苦心する
企業は少しでも税負担を減らそうと
工夫している。
The deal is a so-called inversion, as it will move Miami-based Burger King's headquarters to lower-tax Canada.
アイルランドやカナダは比較的
企業の税率が低く好まれているようだ。
企業にとっても、個人にとっても
最大の経費は税金だ。
サラリーマンは給与から天引きされることで
払っている感覚を麻痺させられているが、
利益があがっても税金をとられて
手元にキャッシュが残らないのでは、
企業はたちまち日々の運営に窮する。
政府はやはり、余計なことをせず(支出をせず)
本当に必要なサービスを高い質で
提供して欲しいものだ。
アメリカでは、国民が「納税者」で
ある意識が高い。
政府機関の窓口でも、対応が悪いと
"I am the tax payer!!" とキレる人もいる。
「お買い上げありがとうございます。」と
お店では言われるが、市長や財務大臣から
「ご納税ありがとうございます。」と
礼状が来てもいいかも知れない。
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