有翼の山羊

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読書きろくです。

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私は金正日の「踊り子」だった〈上〉/申 英姫




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私は金正日の「踊り子」だった〈下〉/申 英姫





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北朝鮮と聞くと、冷酷で残忍、無慈悲なイメージがありますが
人間は人間なんだなぁとおもいました。



著者は、金日成・金正日政権下で
舞踏団のスターを務め、のちの「喜び組」として活動した方です。




金正日肝いりの劇団に在籍していたため、
貧しさにあえぐ一般人を想像すると、おもむきがちがいます。




この申英姫さんの旦那さんがバイタリティあふれる凄い人で・・わたしはハマりました。
やり手の銀行マンなのですが、その働きっぷりが気持ちいいです。
韓国への亡命者は職を得るのがむずかしいと聞きますが、
この旦那さんはどうなったんだろう?
医師や看護婦の免許は役に立たないそうですが、
この方なら、水を得た魚のように資本主義社会を生きていってくれるとおもいます。



金正日への妹へ送金する外貨を獲得するため、
英姫さん夫婦と上の男の子はイギリスで生活します。
そこで人質として残してきた末の女の子を呼び寄せるため、
何百万ドルも稼いで見せたり、、





どうも彼はずいぶんはやくから北朝鮮に見切りをつけていたらしいのですが、
それにしても用意周到、強力な力で家族をグイグイひっぱっていくさまが頼もしいです。
彼と結婚したことで、英姫さんの人生が変わってゆくのが見ものです。



北朝鮮にうまれ育っても、
自分の国がおかしいことに気づけるんだひらめき電球と安心しました。




北朝鮮の暮らしや韓国への亡命秘話、、
政治的な読みかたをするはずが、
一組のカップルの話に熱中してしまいました。




ともかくおもしろいですビックリマークビックリマーク



北朝鮮のなかでも、
特権的な位置にいた人たちではあるけど
ものの考えかたや感じ方はおなじなんだなーとしみじみしました。




そして、彼らが亡命したことで
北に残った家族や、大学入学が決まっていた弟の運命は変わったはずです。
大学入学に際して、身辺調査があるそうなので、
亡命者がいれば即刻アウトなわけです。英姫さんは、弟がどんなに頑張って大学への道を手に入れたか知っているので、心苦しいだろうと思います。


現在、北朝鮮から亡命するということは、
残してきた人の未来を奪って、
自分の未来を切り開くという行為になってしまいます。




けれど、じゃあどうすればいんだろう??



少しだけ、わたしだったら?と考えましたが
やめました。










奪還―引き裂かれた二十四年/蓮池 透





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蓮池薫さんの兄、透さんの本です。



薫さんの本を読むまえに懸念していた通り、
透さんも、薫さんが北朝鮮に骨抜きにされているのではないかとおもっていたんですね。



会えてうれしい、よかった・・だけじゃない
会いたかったけど不安を感じるという、これが現実なんだなとおもいました。




それから署名活動や家族会の運動に、胸がつまりました。
わたしはてっきり、政府のほうから行方不明者のいる家族へ、
「あなたのご家族は北朝鮮にいる可能性があります」と告げられたのかとおもっていました。



でも、はじめから家族主体でわかった話なんですね



行方不明の状況からして、
北朝鮮の関与が疑われると自分たちで調べていったとはおどろきました。
そこへ至るまでの苦しさ、やり場のなさをおもうとつらいです。



わたしだったら、家族の居場所を探しきれるだろうか?
自分がいなくなった場合、拉致を想定してくれるだろうか?



いまとなっては、拉致の事実があるけど
70年代にそこまでたどりつく自信はありません。




この本を読むと、政府は何をやっているんだ!とおもいます。



けれど、帰国したときの記者会見やなにかで
憮然とした表情の関係者を見て、どうしてまずは(一度は)政府に感謝しないの?とおもったことも覚えています。




一般の人には実情がわからないから、
その場その場で情報が出たほうの味方をしてしまっているような感じです。




もっと、くわしく、書物で知りたいけれど
あるのかな??  読んでみたいです。



世界がもし100人の村だったら/池田 香代子





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世界がもし100人の村だったら・・
なかなか想像しづらいです。



社会は国際化しているとおもうけど、
わたしの心はまだ未開。



外国人を見たときのドキドキや、ハッとする感覚は失われていません。



同性愛者との交流もないし、
日常的に宗教熱心な人にも出会わない。




だから、うまく想像できません。



ただ、パーセンテージで物を考えることはよくします。
小さい頃によく考えたのは、
日本にうまれる確率や、読み書きができる確率、自分の故郷にうまれる確率、
この父と母のもとにうまれる確率、、などなどetc+.




これは、黒柳徹子さんの本のなかに
どこかの国の識字率が載っていたからです。



はっきりとは覚えていませんが
13%くらいだったと思います。



大学進学率ならそれくらいの国もあるだろうと思っていましたが、
文字の読み書きというなんでもないことが徹底できない国があることに驚きました。
いま思えば、日本という国には日本語しかありませんが
海外にはひとつの国のなかにいくつもの言語があり、
識字率といっても公用語の理解率である場合もあります。



一概には言えませんが、それでも文字がわからないというのは致命的です。




個々の努力が足りないとか、能力がないわけではなく
国の事情によってそうなのですから、
そこにうまれれば、自分も文盲だったのだとおもいました。




それから、宇宙にいる確率、地球の日本に居る確率、
地元に、父母のもとに、、とつながっていくわけですが。



そのころはなんとなく、ただ生きているということが奇跡的であればいいなとおもっていました。
それで、自分にまつわる奇跡の痕跡をあつめていたのではないでしょうか



「いままでに一度も傷ついたことなど無いかのごとく、愛しなさい」という文が好きです。