困ったものだ。
フェイスブックに、経済、政治、社会そして、いろいろ書くと、何故か煙たがられてしまう。
ワールドカップの影に大変な出来事があると書けば、誰もイイネを押さない。下らない花の写真を載せれば、癒やされますね~と、コメントが入る。
右に習え!の愚民政治に疑問も抱かない愚民国家の日本。このままでは、人口は減少し、移民だらけの、荒廃列島になりかねない。
と、考えると、新脱亜論を勧めたい。
平和にのんびりしたいなら、
人生、そんなに時間は無い。
iPhoneからの投稿
2日前、また一つ 何かの階段を上がってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=ugxFcmZXDyc
このまま、年に1ステップ毎 上がって行ければいいけど
階段を踏みはず様なことは やめよう
落ちたら 地獄だ
上に登れば 登るほど 息がちと 苦しい
体力も 落ちてくる
同じ場所で じたばたしても苦しいなら
上へ 登ろう
今度、余裕が出来たら 富士山へ登ろう
心と 体の 準備ができたら・・・・の話だが。
5月2日の事を記しておこう。
《ちょっと、物語風にアレンジして・・・》
1週間前の息子のアパートにて・・・。
「なぁ、親父~、聞いていいかぁ~?」
程よく呑んで、眠たそうな目をした息子が、ビールをグラスに注いだ。
もう、何倍目だろう、いや何本目だろうか?
缶ビール350mm6本空いて、焼酎1本が残りわずかになっていた。
「もう、ビールはいいよぉ。話ってなんだぁ?」
聊か、呑みすぎた私も、目を擦りながらグラスを取った。
「あのさぁ~、ウイッ、俺んちの、ルール、いや、ルーツなんだけど~」
息子は、そう言ってグラスを空けた。
「ルーツぅ? ルーツかぁ・・・なんでだ?」
「いや~ねぇ、俺も、もう大人なんだから、そろそろ、そう言うことを・・知っといたほうがいいと思って・・・」
つまみのするめを手に取ると、半分のこちらに放った。
私はそれを、指先で摘み、一片ずつ口に入れた。
「お前~、正月に話してあげたろう? もう忘れたのか?」
「微かに、憶えているけど、なんか、複雑じゃん、家の家系って・・・」
「まぁ、そうだな。だったら、呑んで無いときに聞けよ~」
「今日は、しっかり憶えるから大丈夫。大丈夫・・・」
息子はそう言うと、冷蔵庫からミネラルウォータを持ってきた。
「もう、呑まないから、聞かせてよ」と、グラスに入れて水を飲み始めた。
「じゃ~、忘れずに聞くんだぞ~いいかぁ?」
それから、延々と1時間半余、我が家の歴史を、呑みながら話して聞かせた。
終った時は、すっかり酔いが冷めていた。
「なんで、また、聞きたくなったんだ?」
息子は、暫く、下を向いて考えていたようだ。
そして、顔を上げて、唐突に言った。
「俺、結婚するよ・・・・」
「え・・?」
そして、5月2日の夕方になった。
あえて、息子のアパートへ行く事にした。
そこには、息子の彼女が待っていた。
なるべく、普段と変わらない仕草で、テーブルに座った。
2人は、並んでこちらを向いている。
「・・・久しぶりだね、Sちゃん。元気だった?」
「ええ、元気です。お義父さんは、どうでしたか?」
「まあ、まあ、いつもと変わりないけどね、はははっは~」
なんともぎこちない会話だった。
2人は揃って口を開いて、来年早々結婚したいと言った。
普通だったら喜ばしい事だ。いや、喜ばしい事なのだ。
しかし、一抹の不安があったのは、これから将来に向けて
頑張ろうとしている目の前の若者ではなく、私自身だった。
息子の年齢は、私が結婚した時と同じ年齢に達していた。
彼女も礼儀正しい女性だった。
一緒に、頑張って行きたいという。
彼女の両親は何というだろうか。
反対するだろうか?
一人娘を得体の知れない男に取られ、その男の親も
収入が安定しない自営業。それも男の独り身。
もし、私が逆の立場だったら、反対しているかも・・・・
暫く、考えていた。
しかし、考えても答えは出てこない。
「私もそうだったが、親の援助を期待しないで、自分たちで家庭を作っていくのなら、
応援しよう。自分達の将来は自分達で決めなさい・・・・」
そう言うのが精一杯だった。
息子のアパートの帰り、私は姉に電話した。
これからどうしたらいいか相談した。
しかし、一括された。
「あんたは親なんだから、しっかりしなさい! あんたがうろたえてどうするのよ!」
「ああ~」
「でも、仕方ないわね、あんた、相談相手、居ないからね~」
「・・・・」
「でも良かったじゃない。今、仕事中だから、また、後で電話するね~」
姉の声を聞いて、いくらか安心した。
そうなのだ。
今日は、自分の問題じゃなく、息子の大事な日だったのだ。
旅立ち宣言の日なのだ。
果たして、彼女の両親は、快く承知してくれるか・・・・
それが、一番、大事な事なのだ。
自分の事ではない。
気がついたら、川の堤防の上にいた。
見下ろすと、パラソルの喫茶店が目に入った。
週2日営業の喫茶店だ。
今日は5月2日、月曜日だ。
私は、青い空を見上げ、そして、その扉を開けた。