12月6日 | 我が心の。

我が心の。

我が心の故郷への想いと日々の出来事を備忘録がわりに記す。

朝美絢氏「歌劇」初表紙を飾る。

 

定期購読のため発売日より若干早い到着で、逸る気持ちを抑えつつ、封から取り出しご対面。

 

     

 

「こう来たか…」。

 

表紙撮影のレスリー・キー氏、ヘアメイクの方の想いを想像するに、「この人は色味やシャドーを施さず、素地をそのまま生かして、目力発揮してもらうか」と思われたのか。

書店の本棚を思わず見て、ふと目があった瞬間、「レジに持っていけよ」とガンを飛ばされ、思わずレジに並んでしまいそうな圧倒的な目力。恐るべし。

 

ここ数年の表紙を飾った中には、冒険メイク、事故メイク、絶句メイクをお見受けしたが、シンプルに品良く(少々兄貴味あり)、中性的といいますか、女性でもない男性でもない「麗人」と呼ぶにふさわしく。

いや、かなりの贔屓目かもしれませんが、ほっといてください(爆)。

 

御本人のセルフメイクを通常見慣れておりますため、色付けをマイナスしたこのメイクはとても良いのではないでしょうか。カフェブレやスカステ出演の際、多少、チークや眉が濃い目かな?と思う場合もありますが、このチーク、眉処理、リップ色合い、言うことなしです。←どの立ち位置だよ(笑)

 

初表紙ということで、これから登場の際はまた違う朝美氏を拝ませて頂けることと思いますが、レスリー・キー氏の構えるカメラのレンズを怯むことなくドヤ見する朝美さん…素敵です。

 

表紙撮影は半年くらい前と以前お聞きしたことがあり、「ほんまほ」でKAATあたりの時期の撮影だったのだろうか。痩せすぎておらず、シャープな顎のライン、頬の具合が完璧です。

本人が恥じらうと相手はもっと恥ずかしい訳で、ご自身の美の世界に突入されたプロな姿勢にフォーリンラブです(意味不明)。                                                                                                                                          

 

表紙をめくり巻頭ページ。表紙がどちらかというと上からの目線であるのに対し、巻頭ページは下からの目線。この朝美氏の表情の方がよく見るように思います。いや、甲乙つけがたし。やはり表紙が優勝か。←その勝ち負け何?

 

今回のこのメイクに感謝を致したく、ヘアメイクさんはどなたなのであろうか、いや待て、過去のヘアメイクさんはどうなっとったのか?とオタク魂炸裂し、私の半世紀のコレクションが火を噴く時が来たようだと過去「歌劇」を紐解いてみました。ネズミ騒動落ち着いたことだし(爆)。

 

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「歌劇(かげき)」

宝塚歌劇団の機関誌。月刊誌、毎月5日発売。1918年(大正7年)8月11日創刊。A5サイズ。発行元は宝塚クリエイティブアーツ。

 

私のコレクションは昭和50年(1975年)10月号からで(2009~2014年あたり抜け号あり)、その1975年10月号の表紙撮影が「秋山庄太郎氏」。メイクはセルフメイクと思われる(記名なし)。

                 

 

秋山庄太郎氏(2003年1月16日ご逝去)の表紙号は2003年4月号まで。表紙を飾ったのは私のご贔屓であった春野寿美礼様。メイクは筒井智美氏。

                 

この頃の表紙は素のご本人を清く正しく美しく、写真館のポートレートのような風情だったように思う。

 

秋山氏ご逝去により、2003年5月から2009年12月号まで登壇されたのは藤井秀樹氏(2010年ご逝去)。

藤井氏の表紙も秋山氏路線を踏襲したような表紙であった。

こちらは2003年5月号登場の朝海ひかる様。(ヘアメイク明記なし)

                 

 

2010年1月から現在登壇されているのが、レスリー・キー氏。

Wikiによれば、レスリー・キー氏と宝塚とのかかわりは、2008年、星組公演『スカーレット・ピンパーネル』のスチール撮影を担当。以降、大作ミュージカルのスチール撮影を手掛け、2010年1月から、歌劇団の機関誌『歌劇』(宝塚クリエイティブアーツ)の表紙及び巻頭写真を担当。

なんと、11年も撮影し続けていらっしゃるのですね。知らなんだ。レスリー氏の登壇と同時に、ヘアメイク、スタイリストの記名が登場。

レスリー氏初登場号が欠号のため、その次の2010年2月号を見ると、「ヘアメイク:hanjee」とあり、この方、今号の朝美氏ヘアメイクさんでございます。ちなみに表紙はこちら。

 

                 

 

あああああ、ゆみこよ…(嗚咽)。100周年に向かい、その頃、観客動員低迷期だったと思われ、いっちょ新たなファンを獲得しようと張り切っての冒険メイクだったのでしょうか。

 

以降、レスリー氏とhanjee氏の組み合わせの表紙撮影が続き、時にヘアメイクさんが別の方となる場合もありますが、同じ人物をhanjee氏が手掛けた場合でも「誰あなた?」な出来上がりの場合もあり、いやはや、ヘアメイクの力とは。

 

ちなみにレスリー氏、hanjee氏は「SIGNO」なる広告企画制作、販促ツール制作、デザイン全般、WEB制作、国内外セレブリティキャスティング、イベント演出、メディアプランニングなど行う2000年設立の総合プロダクションに所属。

hanjee氏の関わった方たちが名だたる方ばかりで、そうですか、その方に手掛けて頂いて…うんうん。←なんだよ(笑)

 

しかし、スチール撮り等でそのような方にヘアメイクして頂いた場合、鏡を見て「ちょ、これ違うかも」と思っても、何も言えないとのことで、御本人専属のヘアメイクを連れている方以外はなすがままとのことで。

歌劇、グラフにおいても多分そうなのでありましょう。先ほどの彩吹氏ではありませんが、「あ、やっちまった」なるメイクで1か月店頭にその表紙を飾られるのは私なら回収、お焚き上げしたいものです(嗚咽)。

 

ご参考までに、過去の変遷などをご覧いただき、今後の安心安全な「歌劇」「グラフ」誌表紙が続きますことを祈念するばかりです(合掌)。

 

 

壮一帆氏。 以下写真、左から右へ年を経ています。

左が藤井氏撮影。右3冊がレスリー氏。ヘアメイクは左が佐々木美雪氏。中2冊がhanjee氏。右が冨澤ノボル氏。 ヘアメイクでまるで別人! メイクの力!

 

望海風斗氏。撮影はすべてレスリー氏。左1冊ヘアメイクが谷森正規氏。その隣がMINA氏。ほか、hanjee氏。眉毛と髪型が…ポイントといいますか…ねえ。

 

真風涼帆氏。

撮影はすべてレスリー氏。左、佐伯裕介氏。その隣、MINA氏。右2冊、hanjee氏。

ゆりかちん、安定すぎる (笑)

 

彩風咲奈氏。

撮影はすべてレスリー氏。左、右2冊がhanjee氏。左から2冊目が谷森正規氏。

咲ちゃん、顔がシュッとしてきたわー。

 

礼真琴氏。すべてレスリー氏&hanjee氏。おっと、眉毛を毎度冒険されてる?

 

ちなみにグラフも。眉毛大事。わたくし的に、歌劇一番左がお似合いに思うのですが。

最近男くささを演出してる?

 

柚香礼氏。すべてレスリー氏&hanjee氏。

創作意欲を掻き立てるのか。ヘアメイクが都度、違うし!冒険されがち。

 

登場回数を重ねる度に、新たな冒険の旅に出ることもあるのか。メモメモ。

朝美氏の次回が怖い…。