なぜ子供が「そんなこと」で泣いたり怖がったりするのか、親御さんたちが実はわかっていない、その理由を教えます。
その気づきには、私自身の幼少期の体験も関わっていました。
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一昨日の日曜夕方、近所を散歩していたときのこと。
お母さんが小さな息子さんを、自転車の荷台に付けたチャイルドシートに乗せようとしていたのですが、息子さんが怖がって泣きじゃくっていました。
そしてお母さんが息子さんを置いて走り出し、角を曲がったところで待っているのを、息子さんんが泣きじゃくりながら追いかけ、ようやく落ち着かせてから子供を乗せて走りました。
そのすぐ後、お母さんは息子さんを子供用自転車に乗せ、子供はにこやかにお母さんと並んで走って行きました。
なぜそのとき、その息子さんが怖がっていたのか？
大人にはわからない、でも子供がうまく説明出来ない理由があるのです。
当たり前ですが、大人は背が高く、しかも自転車もその体格に合わせて作られています。
しかも大人は、自転車の揺れを数多く経験してきました。
ですが子供には自転車のチャイルドシートは高くて怖く、しかも横揺れなどの経験は、大人より圧倒的に少ないのです。
つまり大人の方が、幼少期に体験したかもしれないその怖さを、忘れているだけなのです。
これは私自身の幼少期の体験とも一致していました。
私は子供の頃、そんなにボール遊びが好きではなかったのですが、それまでそれを気にかけていなかった父が突然、私とキャッチボールをやると言いだし、しかも私が初めて見た大人のオーバースローに恐れをなしたことに、腹を立てたのでした。
子供から見れば、親は巨人と同じです。
そのことを思い出すことが、あなたの子育てのモヤモヤを、スッキリさせてくれるかもしれません。
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