「病とたたかう 近代医学と新潟県人」展@にいがた文化の記憶館(新潟日報メディアシップ5階)に行ってきました。

 

日本医学の近代化をリードした新潟県人の紹介です。

 

 

幕末の種痘医 桑田立斎、受胎研究の荻野久作、日本初の私立医学校を創立した長谷川泰、脳神経解剖学の平澤興、東大に内科学を創立した入澤達吉、越後医学の父 竹山屯、澤田敬義、日本最初の医学博士 池田謙斎、近代産科学導入の高橋辰五郎、医学用語を翻案した司馬凌海など。

 

先進的に西洋医学を学び、迷信のはびこる社会と闘いながら患者を救った新潟の医学者たちは、医学教育にも大きな役割を果たしました。

 

司馬凌海は、独・英・蘭・仏・露・中の6か国語に通じる語学にも秀でた医学者で、ポンぺやW.ウィリスの通訳をつとめ、ドイツ語の私塾「春風社」を創立し、明治5年に日本初のドイツ語辞典を出版。「窒素」「蛋白質」「十二指腸」は司馬凌海が翻案したとは!

 

長谷川泰は、日本医科大学の前身である私立医学校 済生学舎を創立したり、下水道法制定に尽力したり。済生学舎は多くの医師、医学者を輩出。野口英世もそのひとり。

山家タカの済生学舎での講義ノートも印象的。女医ですね。

 

近代医学の発展に貢献した新潟県人たちの功績は偉大です。

12月1日迄ですので、ぜひ!

また、思いがけず、フローレンス・ナイチンゲールの70歳のときの声を聴き、感激しました。

ナイチンゲール自筆書簡も見るとは思いませんでした。鳥肌もの。

 

常設展示の日本の文化をになった新潟人も必見。

大倉喜八郎、益田孝── 近代日本の基礎を築いた人たちです。

 

見応えがありましたね~と、お友達と1Fのフレッシュネスバーガーで ひとやすみ。

 

レモンたっぷりのレモネードが美味しいー!

 

20階 展望フロアからの眺めは穏やかでした。

 

◇関連記事◇吉田東伍、平澤興、諸橋轍次、鈴木牧之など生誕地に記念館があります。

ぜひ訪れてみてください。偉大な功績と人生から学ぶべきことがたくさんあります。

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