先日、富山県の高岡山 瑞龍寺を訪ねました。


加賀二代藩主 前田利長公の菩提寺で、曹洞宗の名刹。

山門、仏殿、法堂が国宝、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財である江戸初期の禅宗寺院建築の傑作です。


総門をくぐると、目の前の景色が絵葉書のよう。

山門までの参道の左右に白砂利が敷き詰められています。




青空なら白砂利とのコントラストがより鮮明なことでしょう。

一部、工事中でした。


山門では、じっくりと上をご覧ください。



左右には金剛力士像。




山門をくぐると、今度は、緑の芝生が美しい!




回廊を巡らす禅宗様式の典型的な伽藍配置。

凛とした何とも言えない緊張感を覚えます。


法堂は・・・それはそれは見事で、(写真を撮るのを忘れました。)


天井画は、、今は薄れていますが、多くの植物が描かれており、創建当時の様子を想像すると、胸が高鳴ります。




・・・美しい。



こちらは、全国的に類がない大茶堂で、防火対策がしっかりとなされています。


裏庭に出ると、さやさやと涼しい風が吹き抜けていました。

前田利家、利長、織田信長、同室正覚院、織田信忠の分骨廟があります。


再び、建物内に入り、禅堂方向へ。



心が洗われる思いでした。




瑞龍寺から前田利長公墓所までを結ぶ参道・八丁道は、八丁(約870m)の長さ。






中央の遊歩道を挟んで両側が車道で、きれいに整備されています。


 行き交う人を見守る銅像は、前田利長公。


甘味処が思っていたより多く、迷った末に、やすらぎ庵に入りました。


お庭を眺めながら最中アイスでひとやすみ。

お土産が充実していたので、こちらでいろいろ購入しました。



前田利長公の墓所は緑豊かで、すぐ脇に中学校があるんです。

近くに小学校もあり、墓所のある公園で数人の子どもたちを見かけたのですが、幼い頃から歴史を身近に感じながら過ごせるのは良いことだと思います。




お墓の前の巨大な石灯篭が印象的。

前田利長の生涯は 高岡市立博物館HPにある年表 をどうぞ。


次に、高岡城跡の高岡古城公園へ。


射水神社 に参拝。




左の梅は樹齢約400年。毎年、花を咲かせるそうです。

桜もそうですが、老木でも、毎年、花を咲かせるって、凄いことだと思います。



公園内の高岡市立博物館も見学したかったのですが、時間の都合で、次回に。。





最後に、築城当時のままだという水濠を見て、高岡をあとにしました。


富山名物の白エビとます寿司は、お昼に有磯海SAで美味しく頂きました。



お蕎麦もついて、リーズナブル。

富山のます寿司は大好きです。


高岡市万葉歴史館 も、今回、行けなかったのは残念。

奈良時代、大伴家持が高岡に国守として在任していたことから、高岡は「万葉のまち」づくりをしていて、秋には高岡万葉まつりがあるそうです。


他にも見どころの多い高岡。これまで、知らなすぎました。