『DAZZLE』(日経BP社)vol.16の「建築家たちの肖像」、今回は長谷川逸子さんでした。

作品のひとつとして、新潟市民芸術文化会館が紹介されています。
コンサートホール、劇場、能楽堂、スタジオなどもある大きなホールで、新潟の人には“りゅーとぴあ”の愛称で親しまれています。屋上庭園や空中庭園でのんびりしたり、桜だよりが待ち遠しいお花見の名所でもあります。


誌面にもあるように、新潟市民芸術文化会館と周辺を結ぶブリッジを歩くのは四季の移ろいを感じられて気持ちがいいですね。りゅーとぴあ周辺を歩くと、信濃川のキラキラ光る水面をすべるようにゆく水上バスや思わずカメラを向けたくなるような鉄橋を渡る電車の他に、アレっ?と思うようなものが見えたりもします。

例えば、大きな火焔型土器。これは、陸上競技場にあり、昭和39年の新潟国体のときの聖火台です。(りゅーとぴあに近い昭和大橋の親柱にも火焔型土器が乗っています。)聖火台のモデルは、与板町(現・長岡市与板)の徳昌寺(直江氏の菩提寺)の縄文遺跡から出土した火焔型土器です。



Crescent Diary (クレッセント ダイアリー)
なぜ、与板(よいた)の出土品がモデルになったのかは、わかりませんが、今年の5月に与板に行ったときに興味深い出会いがありました。


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兼続お船ミュージアム(与板歴史民俗資料館)からすぐの公園脇を通ったときに、土器?発見!

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わお!火焔型土器ですよ~!(←私にとっては、ステキな出会いドキドキ

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碑文には、与板から出土したものが聖火台のモデルとなったことを記念して、3メートルに拡大したものを浄財により製作し、聖火台の意義を尊び、文化財を永く伝えたいという旨が記されています。その後、与板の町の歴史の中に徳昌寺の縄文遺跡から火焔型土器が出土したことを知りました。

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土器の近くには、赤道環つき半円型日時計もあり、なかなか刺激的な公園です。
説明文がもっと大きいといいですね。字が小さくて読みづらいのですよ。。

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公園の名前は、与板河川緑地たちばな公園。
川に沿って長い公園で、子どもの遊び場もあります。


友人は、りゅーとぴあから見える新潟県政記念館の美しい佇まいが好きだと言います。


解放感あふれる心地良い場所、りゅーとぴあにお出かけになってみませんか?