政令市記念 アート・エキスポ にいがた
新潟市の美術館・博物館展に行ってきました。@新潟市美術館
14市町村が合併して新・新潟市となり、政令市に移行したことを
記念して、新潟市内の40を超える美術館・博物館の中から、
今回、20館がそれぞれの館を代表する名品を一堂に展示した
ものです。
各館が、大体5~8点くらいの展示で、それぞれの館の特徴の
説明もあり、新潟市にこんなに美術館があったのかと驚きました。
もお~すごいお宝揃いです。
多くの人に足を運んでほしい!
でも、明日の日曜日が最終日。
わたしも行こう行こうと思いながら、こんな駆け込み乗車状態に。。
衝撃的な作品ばかりの中でも、特に、
巻菱湖記念館
は、書かずにはいられません。
巻菱湖(まき りょうこ)は、江戸時代後期の書家です。
幕末の三筆と称されたほどの書家は巻町生まれの新潟育ち。
弟子は一万人以上で、その書体は、広く書の手本となったのです。
巻菱湖の「愛日」、グッときました。
紙に墨で書かれたものです。
その日一日を愛せよ。大切にしなさい。ということのようです。
帰宅してから、巻菱湖のことを検索したら、
私生児として生まれ、19歳のときに母が自害したと…
その後、江戸に行くのですが、そんな生い立ちを知ると、
なお、「愛日」が胸に迫ります。
偉大な書家の作品を集めた記念館があることも、そもそも
巻菱湖、はじめましてでした。
注目の白桃美術館からの作品は、
一休宗純、雪舟、司馬江漢、安藤広重、椿 椿山。
白桃美術館テイスト満載。
椿 椿山の「金樹桂花図」は、匂い立つようで美しいです。
他にも、北方美術館からの唐時代の陶器の「唐三彩馬」、
新津記念館の藤原啓の「備前壷」、雪梁舎美術館の棟方志功の
「釈迦十大弟子」、など見ごたえたっぷりでした。
新潟市美術館の向かいの西大畑公園は紅葉真っ盛り。
寒くなって、一気に紅葉が進んだようです。