上越市埋蔵文化財センターの上杉謙信公企画展で、
謙信公祭のGackt謙信の模様をミニシアターで見てきました。
その前に行ったのが林泉寺。
林泉寺は、謙信公の祖父・長尾能景(ながお よしかげ)が、
父の菩提を弔うために創建した長尾氏の菩提寺。
謙信公は7歳から14歳まで、名僧・天室光育(てんしつ こういく)
のもとで文武の修行を積みました。
惣門は春日山城から移築したものといわれ、
山門は江戸末に焼失したのち大正14年に再建され、
本堂は平成9年に開創500年を記念して建立。
左手側を上っていくと墓地があり、謙信公や川中島の戦いの
死者の供養塔などがあります。
宝物館では、謙信公ゆかりの品々が展示されていました。
上杉軍の軍旗一式は、迫力あります。
謙信公の采配は、和紙を束ねたシンプルなものでした。
次に向かったのが、上越市埋蔵文化財センター。
とっても堅い名前からは、エッ?と思うような企画展開催中。
はい、上杉謙信公企画展です。入り口に風林火山のポスターが!
もうひとつ、エッ?と思うことがありまして、、
なんと、
無料
なんです。
パネル展示が主ですが、へぇ~ほぉ~わお!の連続。
内容が濃いです。
じっくりパネルの資料を読んでいると、聞こえてくるのが
「運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり」
↑Gackt謙信のお声
ミニシアターで、8月25日に行われた謙信公祭の模様が11分に
まとめられ、繰り返し流れていました。
なので、パネルの前にいると、11分ごとに
「運は天にあり…」が耳に入ってくるのです。うわぁ。
Gacktさんへのインタビューや謙信公のお墓参りの様子、
謙信公祭の行列に参加した人たちの身支度の様子も差し込まれ、
11分があっという間。
出陣行列での白馬にまたがるGackt謙信は、うーん、ちょっと言葉に
できません。すごい!そこだけ違う世界のようで。。
夜になり、史跡広場で、スポットライトをあび、Gackt謙信参上!
「運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり」から始まり、
風林火山第39回の冒頭での長いセリフが続きます。そして、
最後は震災からの復興を祈るという力強いメッセージ!
カッコイイー!ファンになりそう。
カリスマ性を持つ上杉謙信役にぴったりですね。
米沢から来た米沢藩の鉄砲隊にも驚きました。
Gackt謙信もクールなら、白馬もクール。
(ものすごい猛暑だったはず…)
謙信公祭の様子を思いがけず見ることもできて、良かったです。
その後、春日山城跡ものがたり館へ。
こちらも無料。
今まで、いろいろ見たはずなのに、ここでもまた新しい発見が!
隣の春日山城史跡広場は、堀と土塁の一部が復元されています。
最後は、五智国分寺。
奈良時代の国分寺がどこにあったかは、今も不明ですが、
室町時代には都から多くの人が訪れたそうです。
現在の五智国分寺は、1562年に謙信公が再興したと伝えられ、
謙信の時代は真言宗、江戸時代には天台宗となり、
幕府から厚い保護を受けたそうです。
三重塔は新潟県指定文化財です。
1856年に着工、明治時代中ごろに上棟したものの、
工事は中断したままです。
未完成でも美しい塔です。
上越市・謙信公の旅
春日山神社~春日山城址~春日山神社記念館~小川未明記念館
~割烹なみとせ~林泉寺~宝物館~上越市埋蔵文化財センター
~春日山城跡ものがたり館~春日山城史跡広場~五智国分寺。
所要時間は約7時間。
【完】
春日山を歩いたためか、翌日は、足が、ガックンガックンでした。