堀田正(ホリタ タダシ)彫刻展を見てきました。

楓画廊


テラコッタ(粘土でかたちを作り素焼きした作品)や石膏に色をつけた

もの、ブロンズ像などが予想以上にたくさん展示してある上に、

壁には素描も飾られていました。


彫刻は、暑さを忘れさせてくれるというか、見ていて、ひんやり感が

あるところが好きです。冷たいという感覚ではなく、見る者の

心を落ち着かせてくれるような気がします。


堀田さんの作品のタイトルは、シンプルの中に状況が思い浮かぶ

んです。「秋風」とか「夏」とか、季節を伝える作品に目が留まりました。

どれも裸婦なので、秋や夏が一目でわかる衣服を身につけている

わけではありません。


なのに、

秋だったり、夏だったり。


そして、

その裸婦像の視線の先が秋風だったり、夏の陽のように感じる。

面白いです。おんぷ