『生物と無生物のあいだ』 講談社現代新書
著者:福岡伸一
読みやすいと評判どおり、一気に読みました。
著者は分子生物学者。極めて専門的な分野をわかりやすく
語っています。
研究者の裏話には、ちょっと引きたくなる部分もありましたが。。
科学について、科学者と市民が、カフェでコーヒーを飲みながら
気軽に話しあうというサイエンスカフェの広がりにも、こういう
肩の力をぬいて、科学にふれられる本は貢献しているように思います。
ヒトが人としてあるためには、科学なしの暮らしは成り立たないわけで、
例えば……ええっと、、、そ、あれ、ほら、マジックしゃもじ!
しゃもじの表面にWエンボス加工を施すことで、ごはんとの接着面を
少なくし、摩擦係数を極めて低くすることで、
わーい!しゃもじに、ごはんがくっつかなーい!
と、なるわけなのです。
科学はロケットだけのものではないんです。極めて身近。
しゃもじの話はおいといて、
『生物と無生物のあいだ』に戻りますね。
毎日、毎日、わたしたちの身体は更新されているのだとか。
昨日と今日の自分はちょっと違う。
1ヵ月前の自分と今日の自分は、全然違う。
でも、同じ自分であるために、身体中フル活動なのです。
刻々と上書き更新です!素晴らしい生命の不思議
自己複製システムを上手にコントロールしているのなら、
今日より明日を、いい日にしたいもの。
それは、自分しだいです、ね。
さ、明日から、また、はりきっていきましょう