20世紀を代表する彫刻家のひとり、エミール=アントワーヌ・ブールデルの彫刻75点、絵画・デッサンなど48点を集めた『弓をひくヘラクレス 巨匠ブールデン展』(パリ・ブールデル美術館所蔵)が今日から新潟市美術館で始まり、早速、行ってきました。
新潟市美術館
快晴でした。
こちらが、『弓をひくヘラクレス』。
圧倒的な存在感でした。この作品に至るまでの、これより小さい試作品も
2点、展示してあり、見比べることができて興味深いですよ。
ポーズが微妙に違います。
製作の過程を見せてもらったようで、ワクワク
幾つものブロンズ像が置かれた空間に佇むと、あちこちから
見られているような感覚に。
特に、ベートーヴェン
一目でベートーヴェンだとわかります。
(日本人の頭にベートーヴェンがすり込まれているのもすごいけどね)
うつむいている作品は、近づいて、顔をのぞきたくなります。
なんというか、、確認したいんですよ、いちお。ハイ。
彫刻ならではの筋肉美に、ホォ~
計算された大きさと美しさに、なるほど~
逞しさいっぱいの作品のほかに、しなやかな女性像にも、うっとり
新潟市庁舎本館、市民広場に立つブールデルの『ペネロープ』も
ゆっくり見に行きたいです。
『ぺネロープ』シリーズでは、世界最大だそうです。
ギリシャ神話の中のペネロープは、英雄オデュッセウスの妻。
戦場へ行った夫を待ち続けたというお話。じーーん。。
ロダンの助手を経て、独自の彫刻に辿り着いたブールデルの世界は、
見ごたえあります