的正面に向いて射手の馬手側から見た弓とします。

外竹を的に真直ぐに向けて捻りはかかっていません。

黄色はフルドローした時で

茶色は弓が張り顔に戻った時

弦が元の位置に戻るときに右にずれるので

矢は右に飛んでいく

もしかしたらスライドしながら

なので、弦が戻った時の延長線上に的がくるように

狙えば的中するはずだと考えます。

(誰か実験して検証してくれないかなぁ)

しかし実際は誰もこうしません。

腕を払って痛いので怖いからです。

 

痛い思いをしないためには

弓がひねられている必要があります。

「角見を利かす」と言われるものです。

角見の働きは的中を得るためのものではなく

痛い思いを避けるためのもののような気がするのです。

もちろん弓がひねられることで矢は左へ飛ぶようになるのですが。

 

大三から離れまでの間に

手の内で弓がよじれていくのを感じる。

決して手の内で弓をひねるのではありません。

弓手は矢筋に沿って真直ぐ的に向かって押し

手の内はよじれがもどらないようにするだけの力は必要ですが

ふんわりと弓を受けるだけ。

自分にとって程よい手の内のよじれ加減がつかめれば的中が得られる。

 

これが理想の手の内ではないかと今は思っていますが

皆さんはどうお考えですか。

 

正射目指して日々鍛錬!

 

2023.2.15 追記

コメント欄にてアーチャーさんから教えて頂きましたので

説明不足を補います。

入木弓は弓と弦を重ねて見ると、

握り辺りで弦が右側木に沿うように湾曲しているが

会では変形して真後ろから見た場合一直線に見え

弦は弓の中央を真直ぐに通って見える。

弓には幅があるので矢を番えると矢筋が右を向く。

離れの後弦が元の位置に戻るとき右へずれるので

右に向いている矢の筈を真直ぐに押し続け

矢筋に真直ぐに飛んでいく。

従ってスライドはしない。

 

本当に誰か実証実験してくれないだろうか。

 

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