確かに金利は上がっている
日銀がまた金利を上げると発表しました。
金利の高さは30年ぶりのレベルなのだとか。
金利が上がるとテレビのニュースやネット
で
「住宅ローンの金利が上がって、返済が苦しくなる」
と騒ぎ出します。
それを見て「早くかえさなきゃ」とあせ
って前倒し返済をする人も。
間違いではないのですが、
ちょっと落ち着いて、
感情ではなく理屈で考えましょう。
もし、
「手持ちの預金から前倒しで返そう!」
と思ってるのなら一度以下のようなことも考
えてみてください。
預金の金利も上がっている
住宅ローンの金利も上がっていますが、定期
預金の金利も上がっています。
1年の定期預金で1.4%
新規口座開設者なら1.7%
というところもあります。
金利が上がって増える負担は、
「住宅ローンの金利上昇分」ではありません。
住宅ローンの金利上昇分
_______ - 預金の金利上昇分
でしかないのです。
※実際には、預金の金利には税金がかかる
ので差はもう少し大きくなります。
まだ他のローンより金利が低い
金利が上がったといっても、住宅ローンは、
他の方法でお金を借りるよりはるかに金利が
低いことが多いのです。
例えば、車をローンで買うことを考えている
なら車のローンと住宅ローンの金利を比較し
ましょう。
住宅ローンの前倒し返済をやめて、その分車
のローンを減らした方がいい場合が多いです。
生命保険
住宅ローンを借りるときに生命保険に入った
と思います。
住宅ローンの借入額
___=いざというときにもらえる保険金
(実際は借金がチャラになる)
なので、住宅ローンをかえすとその保険も
なくなってしまいます。
住宅ローンを返して、かわりに生命保険
に入ると・・・
現金が手元にあるということ
会社は借金が多くて倒産するのではありま
せん。
約束の返済をするためのお金が手元にないか
らつぶれるのです。
会社も人も
現金が手元にある=支払える
と言うこと自体が強みなのです。
リスク資産からの利益が減る
預金のような「安全資産」
株のような「リスク資産」
もし、私のように
「安全資産」と「リスク資産」の「割合」を
だいたい決めている場合。
住宅ローンを返して「安全資産」が減ると
「リスク資産」にも影響が出ることになりま
す。
どういうことかと言うと、
住宅ローンを預金で返して、「安全資産」が減
ったら、「リスク資産」の「割合」が増えるこ
とになります。
割合を元に戻すためには、「リスク資産」を
一部売却する必要があります。
そうすると、「リスク資産」が減った分、
「リスク資産」からの利益が減ってしまうこ
とになります。
自分がしていることがわかっているならOK
これらのことがわかっていて、それでも、
「借金は気になるから早く返したい!」
ということであれば、預金から前倒しで返し
てもいいのです。
自分が何をしているのか、ちゃんとわかって
やるならなんだっていいんですよ。