コプクン 「先生!、『源氏物語』読み終わりました」
先生 「あらそう、頑張ったわね~」
コプクン 「はいっ、自分でも心配でしたが、なんとか最後のページを
捲ることができました

先生 「おつかれさま!それで、感想文は書いたの?」
コプクン 「書いてありません

先生 「どうして、前に原稿用紙を買いなさいって百円あげたでしょう?」
コプクン 「先生、ごめんなさい、ローソン100へ行ったんだけど、
つい、山海庵の『えびせんべい』(無選別)買っちゃいました
大好きなんです」
先生 「もう、しょうがないわね~、じゃあ、どんなことを思ったか
言ってちょうだい」
コプクン 「はいっ、え~と~、なんかいっつも泣いてばっかりいるひとたち
だなあ、なんて思いました」
先生 「そうね、千年も前の話だし、雲の上のひとたちのことを書いたもの
だから今とはちょっと違うわね」
コプクン 「それと、いっぱい女のひとと遊べて羨ましいなあと思いました」
先生 「それはそれで、書いてないことでもいろいろあるのよ、
コプクンもそのうちに判るようになるわ」
コプクン 「はいっ、わかりました、もっといろいろ勉強します」
先生 「それから、約束は守らなくちゃあ駄目よ!」
コプクン 「左様、心得ましてございまする」
先生 「・・・・・」