今朝ほどの、風呂 ー> きれい ー> きたない というこれでもかっつー安易な連想で、
「ネコおじさん」を思い出した(仮に?氏とする)
?氏は、例の秋田のオッサンと同じくわたしの嘗ての同僚である
もう何年も前に、バブルとは関係なしに潰れた土建屋のだ
この?氏はその土建屋のおえらいさんの関係者だった
そして、?氏は運転免許がないのにも拘わらずけっこう遠い所から通っていた
どうやって? といことだが、わたしの送り迎えだ
当時わたしは部下がひとりも居ない何でも屋の総務部管理課長を拝命していた
そして、朝が早い土建屋の朝を比較的悠長に過ごせる一人として、
そのお役目が廻ってきたというわけだ
おまけ1
?氏は、秋田のオッサンと同じく、ひとの言うことをやっと理解した時には
仕事はとうに終わっていたというタイプだ
小さな土建屋なので、事務屋のわたしにも現場が廻ってくることがあった
ある時、?氏と草刈りをすることになった
現場はというと、これから基礎工事が始まろうという、比較的平らで、
ほぼ長方形という何の小細工も必要ない所だった
ところが~だ
?氏は、あっち行ったりこっち行ったりどうも落ち着きがない
わたしは、
「?さん、草刈り機が届く範囲でいいんでこの線に沿って、あっちへまっすぐ刈って
行って下さい」
と丁重に申し上げた(?氏はわたしより20前後年上だった)
ところがどっこい、?氏は反対ならまだしも、直角方向へ刈っていくではないか
わたしは諦めて、草刈りに専念した
というネコおじさんだが、
なんでネコおじさんと云うかというと、
誰彼構わずネコを拾ってきて、何十匹というネコと同居していたからだ
独身の?氏は、少ない稼ぎの中からその何十匹というネコのエサ代を捻出していた
酒も煙草もやらず、ネコ一直線のひとであった
当時、送り迎えに使っていたわたしの愛車に別のひとが乗った時、
「ネコ飼ってます?」と聞かれたことがあった
ネコの匂いは強烈である
ネコおじさんは程なくして辞めていったが、
今でも元気でネコっかわいがりしているのだろうか
おまけ2