トム・クランシーの『レッド・ストーム作戦発動』はなかなかに、
読み応えがあった
直訳調がちょっくら気にはなったが、扱う素材が素材だし、
致し方ない、といえばいえる
さて、居候先の主人は大の読書家で、今のこの住居の中だけでも
恐らく3千冊は下らぬ蔵書が無造作に積み重ねられている
たまたま目についたのが、
『笑う幽霊 余々姫夢見帳』和田はつ子 廣済堂文庫 だった
江戸時代を舞台とした時代小説なのだが、たいへん面白かった
そこで、近くにあった数冊を読みだしたのだが、
これが止まらぬのである
『退屈姫君伝』 米村圭伍 新潮文庫
『初秋の剣 大江戸定年組』 風野真知雄 二見時代小説文庫
で、今は『大江戸定年組2 菩薩の船』を読んでいる
どの作品も、軽妙洒脱で、飽きさせない
『退屈~』 の解説で、立川志らくが述べているが、
当時の風俗、会話がいかにセンスよく、テンポよく取り込まれているかが秘訣だ
当分嵌りそうである