8月29日のことでした。
近所の子が、『Lanちゃんが死んでる』 というので、
まさか、と思いながらその場所へ行ってみると、確かに白い体が横たわっていました。
例の、両足が不自由な ねこちゃん です。
肛門からフーセン状のものがはみ出していて、中には血とも膿とも定かならぬものが
見え隠れしています。
口からは、やはり膿に近い状態の血が流れていました。
目には 蛆虫が、 もちろん ハエが。
朝ごはんに顔を出さないので、???とは思っていたのですが、
可哀想な最期でした。
例のタイ人の友人の子と、近所の子とで お弔いをしました。
運命というのは何とも残酷で、不可知なものです。
その翌日。
わたしは、近所のねこ好きのおばさんと家のねこちゃんの話をしていたのです。
『おたくのねこちゃんはよく道に出て行かないねー』
『はい、ここよりあっちへは行かないんですよ~』
という会話の、うそ偽り無い15分後、
用事で出かけた道端で、その無残な姿に出くわしました。
例の出自はしっかりしてそうなというねこちゃんです。
両目がパンクして、おなかはペシャンコでした。
2日続きのお弔いです。
2匹とも、お披露目する前に遠くへ旅立ってしまいました。
ねこちゃんも本気で可愛がってあげれば、これでもかというほど懐いてくれる、
というのが判った矢先のことで、なんとも言葉にゃ表し難しです。