例のタイ人の友人から、近くの温泉の無料券を手に入れたので行って来た。
パチンコか、釣り位しか娯楽の無い土地柄で土曜日ということもあり、
芋を洗うまではいかないが、結構の混みようである。
さて、わたしはサウナからまずはおっぱじめた。
いつもなら、サウナを2回の後体を洗って、最後湯船に浸かるというのがわたしのスタイルである。
きょうはそういうことなので、洗い場がなかなか空かない。
わたしは、3回もサウナに挑戦してしまった。
途中、熱り冷ましに外部の露天風呂に近い窓際にある腰掛に座っていた。
そしたらだ。
どっかのおっさんが露天風呂からはいってきたのはいいのだが、ドアを締め切らないのである。
こらっ~~~っ!!!寒いでないの!!!!!
ああいうおっさんは、確認作業ということが疎かなのである。
事後、終了状態をきちんと確認すること、これ大事だと思うけどな~。
洗い場は相変わらずなので、ここで湯船に浸かることにした。
まず、わたしの目の前においであそばしたのは、サルおじさんだ。
斜め45度に腰掛けて、ちょっと猫背気味。
あっち向いたり、こっち向いたり、上向いたり、下向いたり、
その間手足は動かしっぱなし、そうおサルさんの動作にそつくりなのである。
サルおじさんが退場したら、今度は同じ場所に経済ジャーナリストの財部誠一似のおっさんだ。
そのおっさんは、いきなり”足だけシンクロナイズド・スイミング”を始めた。
さいわい湯船の縁に腰掛けていたのでその水圧攻撃は避けられた。
水圧が収まって、湯船に首まで浸かっていたら、次は相撲取りかと見まごうあんちゃんの、
”歩くだけで大波攻撃”である。
こんどは直接被害を食らった。
いやはやで、隣のジェット泡風呂に移動。
そしたらば、となりに5,6歳のガキンチョが来て、座るが早いか、
『は~っあ、気持ちいい』などとのたまうではないか。
つい先日NACK5で、「大人になってわかったこと」というコーナーがあって、
マゴノテで背中を掻く気持ちよさとか謂っていたけれど、
やっぱ、あのジェットの心地よさも大人の感覚なんではないかい?
ここで、再び先ほどの腰掛でひとやすみ、あわてない、あわてな~い一休さん。
の心算だったのだが、
またおっさんがやって来て、わたしの隣の席をタオルを絞って清めているではないか。
座るのか、と思いきや、
『玄界灘とは何か?ブツ、ブツ、ブツ・・・』と、謎の言葉を残して去っていってしまった。
やっとのことで、洗い場に空席をみつけた。
そうしたら、あろうことか、左隣がパチパチパンチの島木譲二似のチョットやば系のおっさんで、
こっち向けて桶の水をぶっちらかすわ、洗い水は飛んでくるわの傍若無人さである。
おもわず、アルミの灰皿でどたまかち割ってくれるぞと、(心の中で)叫んだ。
幸い他の空席があったので移動。
その後も真後ろのあんちゃんのシャワー攻撃などもあり、ストレス満腹で洗い場終了。
勿論わたしは次のひとのために、桶と椅子を洗浄。
立つコプクン跡を濁さず、である。
そして、締めにもう一浸かりして今日の温泉はお~しまいとなった次第。
それにしても、マナーとかエチケットとかは皆どう思っているのだろうか。
それがマナーだ、それがエチケットだと思わない人が増えれば、
総体として、マナー・エチケットというものの質、レベルが落ちるのはいたし方ないのか。
人間関係に於いて、マナー・エチケットは相当重きを占めるものだ、とわたしは考えるのだが。