Gyaoで 『デッドライン』 というタイ映画をやっていたので観た。
謳い文句は 「タイ映画史上No.1の火薬量」 となっていたので、
どんだけハデなことになっているのかと思いきや、そういう意味ではいい方に当てが外れた。
全篇を通してダークトーンで、むしろ淡々とした物語の進行だ。
ヒーローものではないし、カーチェイスがあるわけでもないが、
妙な臨場感をかんじさせる映画だ。
バーツ通貨危機からIMFというネタをあつかっているアクションなのだが、
あの国を構成する要素を鑑みるに、充分ありえるお話だと思う。
それにしてもクライマックスシーンは、バンコク市内の繁華街が舞台なのだが、
日本でおなじことをやろうとしても、まず道路使用許可が下りないであろう。
日本映画が冴えないのは、そんなところも背景にはある、のだろう。 たぶん。