今年も退歩の1年だった。
21世紀の初めの年に勤めていた会社が倒産した。
それ以前は一進一退だった。
それ以降は退歩しっぱなしだ。
人生の貯金があったわけではないので、すなわち、
現在マイナス局面を滑り落ちているということだ。
別に会社の倒産が引き金となったわけではない。
総体として見ると、まさに2000年が滑り台の上の踊り場だったということだ。
はたしてこの後において、
滑り台の下に辿り着くことがあり、また梯子を登ることがあるのだろうか。
もし、梯子を登りはじめることができ、
適当なところまで登ることができたら、
せめてあまり振幅のないブランコに飛び移って遊んでいたいものだ。
明日、これに乗っかって田舎へ帰る。