観ようと思っていたものの時間が取れず気づいたら上映終了直前だったので仕事を全力で片付けて『スプリット』を観てきました。

あらすじ:
ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)、クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、マルシア(ジェシカ・スーラ)の女子高生3人は、友だちの誕生パーティの帰り道に見ず知らずの男(ジェームズ・マカヴォイ)に拉致監禁されてしまう。やがて鍵の掛かった薄暗い密室に閉じ込められていた3人の前に、誘拐犯が女性の格好で現われる。その後も潔癖症の青年や9歳の無邪気な少年など、現われるたびに格好ばかりか性格まで変ってしまう誘拐犯。なんと、男には23もの人格が宿っていた。そしてさらに“ビースト”と呼ばれるもっとも恐るべき24番目の人格も潜んでいたのだったが…

感想:
あのM・ナイト・シャマラン監督の作品ですよ。『シックス・センス』で鮮烈にデビューして数作はヒットさせたものの、ネタ監督となりいじられ続けてきましたが近年復活し、今回も当たりに分類される作品をまた生み出しました。
今回はマカヴォイさんの猛烈な演技力に思いっきり依存しておりまして監禁物としてのスリルに新鮮さはないものの、この誘拐犯マジでヤバいなという映画なのですが、シャマラン節のどんでん返しというよりサプライズは健在でした。まさかの『アンブレイカブル』と同じ世界でのお話だったことが分かるラストで、今まで散々コケにされてきてもシャマラン作品を観続けてきた古くからのファンにとってはたまらんオチです。既に次は正式に『アンブレイカブル』と『スプリット』の続編を作ると宣言しているので楽しみは広がります。
マカヴォイさんの熱演を見るだけでも価値がありますよ!!
(点数:70点)

原題:SPLIT
製作年度:2017年 
製作国:アメリカ 
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー、ジェシカ・スーラ、ヘイリー・ルー・リチャードソン