$映画批評_気ままにツラツラと・・-ジンジャーの朝



昨日の日曜は友人に誘われて、仕方無くコミケに
初参戦したのですが、暑過ぎるし、臭過ぎるしで
罰ゲーム状態な数時間を過ごしました。
コスプレしている方を、例の一眼レフで撮影しようと
行くまでは思っておりましたが、撮る気力が無く
アリバイ程度に数枚撮っただけで終わりました。
もう絶対に行きません!!!!
日焼けしまくりで、なんかヒリヒリするし。。。

どっぷり疲れを溜めた状態で月曜がやってきました。
熱帯夜で、眠りが浅く目が早く覚めたので早目に出社して
さっさと仕事を片して、定時後は試写会へ!
駅から徒歩5分の会場に行くまでで、滝のような汗をかきました。
大変な思いをして到着した、渋谷のさくらホールで
『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』を鑑賞しました。

あらすじ:
冷戦時代に突入した1960年代のロンドン。
幼なじみのジンジャー(エル・ファニング)と
ローザ(アリス・イングラート)は、同じヘアスタイルと
ファッションで、どこへ行くのも何をするのも、いつも一緒だった。

ラジオでは毎日のように核の脅威が報道され、
二人は反核集会に参加するように。
やがて意見や見解の相違から、二人の友情には亀裂が生じてしまう。
やがてローザが自分の父親(アレッサンドロ・ニヴォラ)と
関係を持っていることを知り、またキューバ危機が立ちふさがった
こともあり、ジンジャーの世界は崩壊寸前になるのだった。

感想:
正直自分に合わないタイプの作品でした。
なんだか眠くなるテンポで進むし。
天使なエルたん(エル・ファニング)の笑顔や悩み顔に
終盤は美しい泣き顔を堪能できます。

心は子供なのに、大人の世界に憧れた主人公は、おせっかい気味の
母親(爆乳のクリスティナ・ヘンドリックスが演じてる)に
うんざりしており、小言を言わず優しくハンサムな父親の方が
好きなのですが、物語が佳境にさしかかった時に
壁一つ挟んだ部屋で、親友と父親が、ヤッてる事に気付きます。
彼女の世界で、信頼していた二人に同時に裏切られた事で
壊れちゃうわけです、精神的にね。
そして90分の上映時間で、唯一の見せ場である
エルたんが関係者の前で、暴露するシーンに繋がる訳です。

子役から大人の女優への階段を登っている時期の
エル・ファニングを観たい方以外には、需要がなさそうな作品でした。
(点数:30点)

原題:GINGER & ROSA
製作年度:2012年
製作国:イギリス/デンマーク/カナダ/クロアチア
監督:サリー・ポッター
出演:エル・ファニング、アリス・イングラート
アレッサンドロ・ニヴォラ、クリスティナ・ヘンドリックス
ティモシー・スポール、オリヴァー・プラット
ジョディ・メイ、アネット・ベニング
(2013/08/31公開予定)