$映画批評_気ままにツラツラと・・-ジャック、舟に乗る


本日ってもう昨日ですが、東京国際映画祭で観賞した
2本目の作品は、『ジャック、舟に乗る』です。

あらすじ:
ジャック(フィリップ・シーモア・ホフマン)とコニー(エイミー・ライアン)は
町の中でひっそりと暮らしている独身者だ。
しかしふたりは、芽生え始めた関係を追い求め、勇気と欲望を自覚し始めていた。
対照的に、一緒に暮らしてきたクライド(ジョン・オーティス)と
ルーシー(ダフネ・ルービン=ヴェガ)の夫婦は
不安定な結婚生活の中で解決されない問題に直面する…

感想:
フィリップ・シーモア・ホフマン演じるジャックは完全なメタボなおっさんで
長く彼女がいなくて寂しい思いをしていたので、同僚であり親友でもある
ジョン・オーティス演じるクライドとの奥さんからの紹介で
綺麗な女性を紹介され、彼女と距離を縮めていきます。
彼女の為に、努力を続けるジャックとは反対に
クライド夫婦の関係はギクシャクしており、次第にヒビが大きくなっていきます。

舞台は冬のニューヨークで、アートな雰囲気があって良かったです。
監督・主演を務めたフィリップ・シーモア・ホフマンは
自分を非常にわきまえており、どのように自らが他人から見えるかを的確に
客観視することができており、恋仲になる女性を物凄い美人ではなく
絶妙な美人度の女性を相手役には配しており、現実感を現しています。

ビジュアル的に地味な俳優達が、不器用な中年を演じており
ユーモアかつシニカルに絶妙な塩梅で、まったりと進む物語は
好き嫌いが別れそうですが、自分としてはアリでした。
90分程度の尺で、観やすいですし、劇場公開は難しいでしょうが
DVDがリリースされたら、試しに観て欲しいです。
等身大でリアルな中年のラブコメディとして。(需要なさそうですが・・・)
(点数:65点)

原題:JACK GOES BOATING
製作年度:2010年
製作国:アメリカ
監督:フィリップ・シーモア・ホフマン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・ライアン
ジョン・オーティス、ダフネ・ルービン=ヴェガ
(劇場公開未定)