ある日、ウォルナットグローブにハリエットの姪で若く美しいケイトがやってくる。彼女は、馬車を降りた時、手を脱臼し、足を挫いたことから、ドクター・ベイカーの診療所に運ばれる。魔術師みたいに脱臼をなおしてくれたベイカー先生に、ケイトは好意を抱き、ベイカー先生のほうも若くて美しく快活なケイトに惹かれていく……。
アン・アーチャーをその後見たのは、大作の『レイズ・ザ・タイタニック』のヒロイン役でした。クライブ・カッスラーのダーク・ピットもの。ダーク・ピットを演じたのは、リチャード・ジョーダンで、他にジェイソン・ロバーズなどが出ています。タイタニックものが大好きな私は、喜び勇んで見たのですが、タイタニックの事故を描いたものではなく、タイトル通り、沈んでいるタイタニックを引き上げるという、壮大なドラマでした。ヒロインのアン・アーチャーを見て、綺麗な人だなあ、と思いましたが、その後大草原の再放送を見て、ベイカー先生の恋人だったことに気がついた次第です。
アン・アーチャーをもっと有名にしたのは、『危険な情事』の不倫夫マイケル・ダグラスの妻役を演じた時でしょうか。不倫相手のグレン・クローズの狂気が有名なこの作品。グレン・クローズに襲われちゃうんですよね。
他にも、ジーン・ハックマンと共演した『カナディアン・エクスプレス』とか、ハリソン・フォードの妻役を演じた『パトリオット・ゲーム』とか、彼女の代表作はほとんど見ています。
90年代になっても綺麗な人で、ぱーっと花が咲いたような華やかさがあるんですが、良妻賢母の役が多かった気がします。大草原から羽ばたいたスター女優ですね。